GMOフィナンシャルホールディングス株式会社の第14期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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GMOフィナンシャルホールディングス株式会社(以下、GMO-FH)の2024年第1四半期決算は好調でした。営業収益は12,880百万円と前年同期比5.8%減となりましたが、営業利益は4,352百万円と15.3%増加するなど、収益性の向上が見られます。このように、GMO-FHは市場環境の変化に柔軟に対応しながら、着実に業績を伸ばしています。今後も、暗号資産事業の強化やM&Aによる新規事業への参入など、様々な施策を通じて、持続的な成長が期待されます。

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企業情報

企業名: GMOフィナンシャルホールディングス株式会社
証券コード: E26815
決算期: 12月31日

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社の決算期は12月31日です。2024年第1四半期の決算発表は2024年5月8日に行われました。

主な事業

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社は、金融テクノロジー(FinTech)分野において、証券・FX事業と暗号資産事業を展開しています。証券・FX事業では、顧客に最適なサービスを提供するため、店頭FX、CFD(差金決済取引)、株式・ETF取引などを行っています。また、暗号資産事業では、顧客が安心して取引できるプラットフォームの提供を目指しています。さらに、2024年1月には医療プラットフォーム事業への参入を目的として、GMOヘルステック株式会社を新規に設立するなど、事業領域の拡大にも取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社の2024年第1四半期の業績は、営業収益12,880百万円、営業利益4,352百万円と、前年同期比で収益は5.8%減少しましたが、利益は15.3%増加しました。経常利益は4,161百万円(前年同期比7.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,800百万円(同24.0%増)と、大幅な増益となりました。この結果、売上高営業利益率は33.8%と高水準を維持しています。

売上・利益の推移

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社は、証券・FX事業と暗号資産事業を中心に収益を拡大してきました。2024年第1四半期においても、暗号資産事業の収益が大幅に増加(前年同期比145.2%増)したことで、全体の業績を下支えしています。一方で、店頭FXの市況悪化などにより、証券・FX事業の収益は減少している状況です。今後は、これらの事業の収益バランスを最適化しながら、医療プラットフォーム事業の成長などで新たな収益源を開拓していくことが重要になると考えられます。

四半期連結貸借対照表について

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社の2024年3月末の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は1,245,723百万円と、前期末から120,224百万円増加しています。これは主に、顧客からの預託金や利用者暗号資産が増加したことによるものです。一方、負債は1,196,622百万円と前期末から117,563百万円増加しており、これらの増加は、預り暗号資産や信用取引負債の増加によるものです。純資産は49,101百万円と、前期末から2,661百万円増加しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が70,028百万円と前期末から減少した一方で、利用者暗号資産が255,765百万円信用取引資産が137,234百万円と大幅に増加しています。これは、顧客資産の増加に伴う増加です。

負債の部

負債の部では、預り暗号資産が255,765百万円信用取引負債が47,129百万円と大幅に増加しています。これは、顧客資産の増加に伴う増加です。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が45,607百万円と前期末から増加しているほか、為替換算調整勘定が2,415百万円と前期末から増加しています。これは、海外子会社の業績が堅調であったことによるものです。

ROAとROE

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社のROA(総資産経常利益率)は1.3%ROE(自己資本利益率)は8.6%となっています。これらの指標は前年同期と比べて改善しており、収益性と資本効率性が高まっていることがわかります。特に、暗号資産事業が業績を牽引したことで、全体の収益性が向上しています。今後も、各事業の収益力強化に取り組み、ROA、ROEの更なる改善が期待されます。

キャッシュフロー

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社の2024年第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが48,762百万円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは1,313百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが60,516百万円の支出となりました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は70,028百万円となっています。全体として、積極的な投資活動と、借入金の返済などによる財務活動の支出により、現金残高は減少しましたが、営業活動によるキャッシュ・インが大きく、十分な手元流動性を確保できています。

配当の支払額

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社は、株主還元の一環として、2024年3月22日に1株当たり7円20銭の期末配当を実施しました。また、2024年6月20日には1株当たり11円87銭の第1四半期配当の支払いを予定しています。配当性向は、目標としている20%程度を維持しつつ、株主の皆様への利益還元を行っています。

今後の展望

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社は、これまでの証券・FX事業と暗号資産事業に加えて、2024年1月に設立した医療プラットフォーム事業への参入に注力していきます。具体的には、クリニック向けおよび患者向けのサービスを提供し、医療分野におけるデジタル化を促進することで、新たな収益源の確保を目指しています。また、M&Aなども活用し、事業領域の更なる拡大に取り組む方針です。これらの施策により、持続的な成長と企業価値の向上が期待されます。

編集部のまとめ

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社は、既存の証券・FX事業と暗号資産事業に加え、新たに医療プラットフォーム事業への参入を果たすなど、事業ポートフォリオの多様化を進めています。2024年第1四半期の業績は、暗号資産事業の好調な推移により、収益性と収益基盤の強化が図られました。今後も、各事業の収益力向上とシナジー創出に取り組むことで、持続的な成長と企業価値の向上が期待されます。

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社の決算期は12月31日で、2024年第1四半期の決算発表は2024年5月8日に行われました。また、2024年3月22日に1株当たり7円20銭の期末配当、2024年6月20日には1株当たり11円87銭の第1四半期配当の支払いを予定しており、20%程度の配当性向を維持しています。

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