株式会社九州フィナンシャルグループの第3四半期決算が発表されました。過去最高の売上収益と利益を記録したなど、業績好調な内容になっています。注目ポイントをご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社九州フィナンシャルグループ
証券コード: 71800
決算期: 2023年3月31日
株式会社九州フィナンシャルグループの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社九州フィナンシャルグループの決算日は3月31日で、決算発表は5月と11月に行われます。年2回の決算発表となっています。
主な事業
株式会社九州フィナンシャルグループは、銀行業、リース業、その他の事業を展開しています。銀行業では九州地域を中心に事業を行い、リース業では九州以外の地域にも進出しています。また、クレジットカード業務など、多角的な事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は過去最高の業績となりました。経常収益は1,677億円、経常利益は325億円を記録しています。経常利益率は19.4%と高い水準を維持しており、収益性も高いことが分かります。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は1,600億円前後で推移しており、利益も300億円前後で推移しています。直近の第3四半期は過去最高の業績を達成しており、今後も安定的な業績が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
総資産は13兆4,190億円と前期末比2,375億円増加しています。負債は12兆7,300億円、純資産は6,889億円となっています。
資産の部
資産の部では、貸出金が8兆7,689億円と前期末比3,107億円増加しています。また、有価証券は1兆8,980億円と前期末比1,556億円減少しています。
負債の部
負債の部では、預金が10兆1,307億円と前期末比984億円減少、譲渡性預金が3,143億円と前期末比1,464億円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が4,351億円と前期末比162億円増加しています。自己資本比率は5.1%と高い水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは0.5%、ROEは4.9%となっています。ROAは前期末比0.2ポイント増加、ROEは前期末比0.2ポイント減少しています。資産効率と自己資本効率が向上しており、収益性の高い経営が行われていることが分かります。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは1,968億円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは1,591億円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは131億円のマイナスとなっています。顧客からの預金や貸出の増加によりキャッシュが積み上がり、一方で投資活動に資金を投下しているため、全体としてキャッシュ残高が増加しています。
配当の支払額
中間配当金は9円、期末配当金は9円の合計18円の配当を実施しました。前期に比べて配当金は2円増加しています。株主還元も強化されており、株主にとってプラスとなる決算となりました。
今後の展望
今後も銀行業を中心に、リース業やその他の事業も強化し、九州地域でのシェアを高めていく方針です。また、海外事業にも注力しており、事業の多角化によってさらなる成長が期待されます。引き続き、安定した業績の維持と株主還元の向上が目指されています。
編集部のまとめ
株式会社九州フィナンシャルグループの決算は、過去最高の売上収益と利益を達成するなど、非常に好調な内容となりました。収益性が高く、安定した業績を維持しています。今後も事業の多角化や地域シェアの拡大により、さらなる成長が期待されます。株主にとっても、着実な増配が行われている点が好材料だと言えるでしょう。
株式会社九州フィナンシャルグループの決算日や配当についてまとめました。
株式会社九州フィナンシャルグループの決算は3月31日が決算日で、年2回の5月と11月に決算が発表されます。また、中間配当は9円、期末配当は9円の合計18円の配当を実施しており、株主還元にも力を入れています。今後も安定した業績が期待される企業です。