新明和工業株式会社の2023年12月期第3四半期の決算報告が発表されました。売上高が前年同期比10.6%増加し、営業利益も4.9%増加と好調な業績になりました。
企業情報
企業名: 新明和工業株式会社
証券コード: 7240
決算期: 2024年3月期
新明和工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
新明和工業株式会社の決算日は3月31日で、決算期は4月1日から翌年3月31日までとなっています。四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行われ、四半期報告書は各四半期末の2ヶ月以内に提出されます。
主な事業
新明和工業株式会社は「特装車」「パーキングシステム」「産機・環境システム」「流体」「航空機」の5つの事業セグメントを展開しています。特装車事業はトラックの架装や林業用機械の製造販売、パーキングシステム事業は機械式駐車設備の製造販売が主な事業内容となっています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が177,627百万円と前年同期比10.6%増、営業利益が6,300百万円と4.9%増と好調でした。ただ経常利益は為替差益の減少などにより9.3%減の6,100百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は19.2%減の3,644百万円となりました。
売上・利益の推移
新明和工業株式会社の直近3期の売上高は、2022年3月期が225,175百万円、2023年3月期が160,546百万円、2024年3月期第3四半期が177,627百万円となっています。利益面では、営業利益は2022年3月期が6,637百万円、2023年3月期が6,003百万円、2024年3月期第3四半期が6,300百万円と推移しています。
四半期連結貸借対照表について
新明和工業株式会社の2023年12月末時点の総資産は257,303百万円と、前連結会計年度末に比べて30,395百万円増加しています。これは主に売上債権や棚卸資産の増加によるものです。
資産の部
資産の部では、流動資産が179,583百万円と前連結会計年度末から27,092百万円増加しており、主な増加要因は売上債権と棚卸資産の増加です。固定資産は77,719百万円となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が107,774百万円と前連結会計年度末から39,252百万円増加しており、主な増加要因は短期借入金と仕入債務の増加です。固定負債は46,164百万円となっています。
純資産の部
純資産の部では、103,364百万円と前連結会計年度末から2,924百万円増加しています。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上と、その他有価証券評価差額金の増加によるものです。
ROAとROE
新明和工業株式会社の2023年12月期第3四半期のROAは3.0%、ROEは4.4%となっています。前年同期と比べROAは0.6ポイント減、ROEは1.1ポイント減少しています。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益が減少したことが影響しています。
キャッシュフロー
新明和工業株式会社の2023年12月期第3四半期のキャッシュフローについては、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため詳細は不明です。ただ、現金及び預金残高は前連結会計年度末から3,322百万円減少して19,423百万円となっています。
配当の支払額
新明和工業株式会社は2023年6月27日開催の定時株主総会において、1株当たり24円の期末配当を決議しました。また2023年10月31日開催の取締役会では、1株当たり22.5円の中間配当を決議しています。これにより年間配当は46.5円となっています。
今後の展望
新明和工業株式会社は2030年を目標とした長期経営計画「SG-Vision2030」の実現に向けて、中期経営計画「SG-2023」の最終年度となる2023年3月期に諸施策を推進しています。市場ニーズに合わせた新製品の開発や生産性の向上など、企業価値の向上に取り組んでいくとのことです。
編集部のまとめ
新明和工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高・営業利益が増加するなど好調な業績となりました。しかし親会社株主に帰属する四半期純利益は減少しており、その背景には為替差益の減少などが影響しています。今後も市場ニーズに沿った製品開発と生産性向上に取り組み、企業価値の向上を目指していくことが期待されます。
新明和工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
新明和工業株式会社の決算日は3月31日、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行われます。年間配当は46.5円となっています。今後の企業価値向上に向けた取り組みにも注目が集まります。
