大同メタル工業株式会社の第116期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

大同メタル工業株式会社の決算報告をお伝えします。同社は自動車用軸受を主力事業とする金属部品メーカーです。注目すべき点は、自動車業界の需要回復や為替変動の影響などにより、売上高が前年同期比10.7%の増収となり、営業利益が121.5%増益になったことです。利益面でも増加傾向にあり、企業業績の回復が見られます。今後の拡大が期待される同社の成長に引き続き注目していきましょう。

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企業情報

企業名: 大同メタル工業株式会社
証券コード: 72450
決算期: 2024年3月期

大同メタル工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

大同メタル工業株式会社は3月決算の企業であり、毎年3月31日が決算日となっています。第3四半期決算の報告は例年2月頃に行われます。

主な事業

大同メタル工業株式会社は、自動車用エンジン軸受を中心に、自動車用エンジン以外の軸受、非自動車用軸受、自動車用軸受以外の部品など、幅広い金属加工製品を手掛けています。特に自動車部品が主力事業となっており、全体の売上の約8割を占めています。その他にもアルミダイカスト製品や電気二重層キャパシタ用電極シートなども手掛けています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が96,997百万円と前年同期比10.7%の増収となりました。利益面では、営業利益が4,046百万円と121.5%の大幅な増益となっています。営業利益率も前年同期の2.1%から4.2%に改善しており、企業の収益力が高まってきていることがわかります。

売上・利益の推移

直近3年間の売上高と利益の推移を見ると、2023年3月期は売上高が115,480百万円、経常利益が2,909百万円と前年同期から大きく増加しました。また、当第3四半期連結累計期間の売上高は96,997百万円、経常利益は3,721百万円と、前年同期からさらなる伸びを示しています。自動車業界の需要回復と為替変動の影響が業績を押し上げていると考えられます。

四半期連結貸借対照表について

大同メタル工業の直近の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は185,822百万円と前期末から7.2%増加しています。主な増加は、現金及び預金、受取手形及び売掛金、有形固定資産などです。一方、純資産は75,080百万円と前期末から6.6%増加しており、自己資本比率は35.1%となっています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が29,687百万円と前期末から増加しているほか、受取手形及び売掛金も29,928百万円と増加しています。また、有形固定資産も増加しており、生産設備への投資が進んでいることがうかがえます。

負債の部

負債の部では、短期借入金が32,896百万円、長期借入金が22,995百万円と、前期末から増加しています。設備投資などのための資金調達が進められたことがわかります。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が34,912百万円と前期末から増加しています。また、為替換算調整勘定も7,161百万円と大きく増加しており、海外子会社の業績が好調だったことがうかがえます。

ROAとROE

大同メタル工業のROA(総資産経常利益率)は2.0%、ROE(自己資本当期純利益率)は1.2%となっています。前年同期と比較すると、ROAは0.9ポイント改善、ROEは1.3ポイント改善しており、収益性と効率性が高まっていることが分かります。自動車需要の回復や為替変動の影響などが業績を押し上げた結果といえます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは10,976百万円の収入となり、前年同期の103百万円の支出から大幅に改善しています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは6,155百万円の支出となっており、設備投資が進められていることがわかります。財務活動によるキャッシュ・フローは713百万円の支出となっています。全体としては、現金及び現金同等物は23,370百万円と、前年同期末から4,023百万円増加しています。

配当の支払額

大同メタル工業の直近の配当実績は以下の通りです。2023年3月期は年間3,098円の配当を実施しており、第2四半期(中間)配当が2,000円、期末配当が1,098円となっています。当第3四半期連結累計期間では、2023年6月に2,000円、2023年12月に2,000円の中間配当を実施しています。今後も、業績に応じた安定的な配当の実施が期待されます。

今後の展望

大同メタル工業は、自動車用軸受を中心とした事業を強化しながら、アルミダイカスト製品やその他の事業にも注力していく方針です。半導体不足の緩和による自動車業界の需要回復に加え、為替変動の影響もプラスに作用することから、今後も業績拡大が期待できるでしょう。同時に、環境対応製品の開発やコスト管理の徹底など、企業価値の向上に向けた取り組みにも注目が集まります。引き続き、大同メタル工業の動向に注目していく必要があります。

編集部のまとめ

大同メタル工業株式会社は、自動車部品を中心とした金属加工製品メーカーです。当期の業績は、自動車業界の需要回復や為替変動の影響などにより、売上高が増加し、利益率も大幅に改善しました。今後も、産業の動向に合わせて事業領域を拡大し、企業価値の向上に取り組んでいくことが期待されます。同社の持続的な成長に注目していきましょう。

大同メタル工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

大同メタル工業株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は例年2月頃に発表されています。配当については、2023年3月期は年間3,098円の配当を実施しており、今後も業績に応じた安定的な配当が期待できます。今後の業績や配当動向にも注目していきたいと思います。

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