この度、自動車部品大手のプレス工業株式会社の最新の決算報告が公開されました。好調な業績を示していることがわかりました。業界をリードする同社の動向に注目が集まっています。
企業情報
企業名: プレス工業株式会社
証券コード: E02154
決算期: 2023年3月期
プレス工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
プレス工業株式会社の決算期は3月31日です。従って、今回の決算報告は2023年3月期第3四半期の業績となります。
主な事業
プレス工業株式会社は、自動車部品と建設機械部品の製造を手掛けている企業です。自動車メーカーや建設機械メーカーに対して、プレス加工や溶接、塗装などの技術を活かした高品質な部品を提供しています。国内外の主要メーカーとの強固な取引関係を築いており、自動車産業の中核を担う存在となっています。
今期の業績と利益率は？
今期の第3四半期累計期間の連結売上高は1,514億46百万円と前年同期に比べて10.3%の増収となりました。また、連結営業利益は108億23百万円で前年同期比20.2%の増益となっています。高い収益性を維持できていることがわかります。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と当期純利益の推移を見ると、sales are increasing steadily。特に前期の通期売上高が1,848億44百万円と過去最高を記録しており、今期も増収が続く見通しです。一方で当期純利益は前期の67億93百万円から今期第3四半期累計で67億48百万円と微減となりました。
四半期連結貸借対照表について
四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は前期末比124億20百万円増の1,908億22百万円となっています。一方、負債合計は前期末比45億95百万円増の719億10百万円となりました。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が前期末比24億55百万円増加しているほか、受取手形及び売掛金が42億24百万円増加しています。これらの増加により、流動資産合計が前期末比57億66百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が前期末比37億61百万円増加しています。一方で、短期借入金は5億21百万円減少しています。この結果、流動負債合計は前期末比39億67百万円増加しました。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が前期末比36億47百万円増加しています。これにより、純資産合計は前期末比78億25百万円増加し、1,189億12百万円となりました。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は前期末の3.8%から当第3四半期末には3.5%に低下しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前期末の6.1%から当第3四半期末には5.7%に低下しました。収益性の改善余地があると分析できます。
キャッシュフロー
第3四半期累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは97億44百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは63億17百万円の支出となっています。財務活動によるキャッシュ・フローは11億39百万円の支出となりました。全体としては23億88百万円の増加となっています。
配当の支払額
プレス工業株式会社は、期末配当として1株当たり10.50円を実施しました。また、中間配当として1株当たり13.00円の配当も実施しています。年間の配当性向は35.6%となっています。
今後の展望
プレス工業株式会社は、自動車産業の構造変化に対応するため、新製品開発や生産性向上に積極的に取り組んでいきます。また、ESG経営の推進にも注力し、持続可能な企業経営を目指します。今後の成長が期待されるメーカーといえるでしょう。
編集部のまとめ
プレス工業株式会社は、自動車部品と建設機械部品の製造を主力事業として、堅調な業績を維持している企業です。売上高、営業利益ともに増加傾向にあり、収益性の高さも評価できます。一方で、ROAやROEについては改善の余地があると分析できます。今後は、新製品開発や生産性向上、ESG経営の推進などに注力し、持続的な成長を目指していくことが重要といえるでしょう。
プレス工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
プレス工業株式会社の決算日は3月31日です。また、同社は年間2回の配当を実施しており、期末配当10.50円、中間配当13.00円の合計23.50円の配当を行っています。高い収益力を背景に、株主還元にも力を入れていることが分かります。
