河西工業株式会社の第93期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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河西工業株式会社の2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期決算報告は注目に値する内容でした。売上高は1,557億円と前年同期比で25%増加し、営業利益は8億円の黒字に転換するなど、業績は大幅な改善をみせています。

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企業情報

企業名: 河西工業株式会社
証券コード: 72560
決算期: 4月1日〜3月31日

河西工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

河西工業株式会社は4月1日から3月31日までの会計年度を採用しています。 今回の決算は、その会計年度の第3四半期(4月1日~12月31日)の決算となります。

主な事業

河西工業株式会社は自動車内装部品の設計・開発・製造・販売を主な事業としています。具体的には、ダッシュボードやドアトリム、シート関連部品などの自動車内装用プラスチック製品を手掛けています。自動車メーカーの主要サプライヤーとしての地位を築いており、国内外の自動車メーカー各社に製品を供給しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の売上高は1,557億円と前年同期比で25%増加しました。一方、営業利益は8億円の黒字に転換し、経常利益も20億円と大幅な改善がみられました。これは主に、半導体不足の緩和や原材料価格高騰の影響の低減などが寄与したためです。

売上・利益の推移

過去3年間の業績推移をみると、売上高は2022年3月期1,754億円、2023年3月期は第3四半期までで1,557億円となり、コロナ禍で落ち込んだ売上が回復傾向にあります。一方、営業利益は2022年3月期は140億円の損失、2023年3月期第3四半期で8億円の黒字と大幅に改善されています。

四半期連結貸借対照表について

同社の総資産は1,488億円となっており、前期末比で20百万円増加しています。主な変動として、現金及び預金は75億円減少しましたが、受取手形及び売掛金が65億円増加しました。

資産の部

資産の部は、現金及び預金が1,052億円、受取手形及び売掛金が324億円となっています。また、投資有価証券が29億円となっており、前期末から11億円の減少がみられます。

負債の部

負債の部は、支払手形及び買掛金が303億円と前期末から53億円増加しました。一方で、長期借入金が48億円と大幅に減少しています。

純資産の部

純資産の部は、257億円となっており、前期末から44億円の増加となっています。この主な要因は、利益剰余金の増加と為替換算調整勘定の増加によるものです。

ROAとROE

ROAは前年同期の-6.1%から当第3四半期は0.5%に、ROEは前年同期の-44.3%から2.7%にそれぞれ改善されています。利益率の回復と自己資本比率の改善により、収益性と資本効率が向上した結果といえます。

キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは増加基調にあり、固定資産の取得による支出も抑えられていることから、全体として改善傾向にあると考えられます。

配当の支払額

当第3四半期決算報告では、期中の配当の支払いはありませんでした。期末配当については今後の業績動向を踏まえて検討されるものと思われます。

今後の展望

今後の見通しについては、世界経済の減速などリスク要因はありますが、生産の回復や収益力の向上により、通期の業績は着実に改善していくものと期待されています。また、財務体質の強化に向けた取り組みも進められており、安定的な経営基盤の構築が期待されます。

編集部のまとめ

河西工業株式会社の当第3四半期決算は、売上高、利益ともに大幅に改善され、業績回復の兆しが見られました。半導体不足や原材料価格高騰の影響が和らいだことが主因ですが、グループをあげた収益性向上や財務体質強化の取り組みも成果を上げつつあると評価できます。引き続き、持続的な成長に向けた施策に注目していきたいと思います。

河西工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

河西工業株式会社は4月1日から3月31日までの会計年度を採用しており、今回の決算は2023年4月1日から12月31日までの第3四半期の決算となります。 配当については、当第3四半期決算では支払いはなく、今後の業績動向を踏まえて検討されるものと思われます。

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