マツダの最新決算が発表されました!売上高は前年同期比32.3%増の3兆5,665億円と過去最高を記録したほか、営業利益は82.9%増、経常利益は76.5%増と、大幅な増益となりました。このような好調な業績の背景には、
米国や欧州での販売が好調に推移したことや、新型車「CX-90」の投入などがあります。
詳しい決算内容をご紹介していきますね。
企業情報
企業名: マツダ株式会社
証券コード: 7261
決算期: 2024年3月期
マツダ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
マツダ株式会社の決算日は3月31日です。決算業績は、第1四半期(4月-6月)、第2四半期(7月-9月)、第3四半期(10月-12月)、第4四半期(1月-3月)の年4回発表されます。
主な事業
マツダ株式会社は、自動車の製造・販売を主力事業としています。乗用車を中心に、SUV、ミニバン、ピックアップトラックなど、幅広いラインナップを展開しています。特に、「SKYACTIV」と呼ばれる独自の先進技術を核に、燃費性能に優れたクルマづくりで知られています。国内だけでなく、北米、欧州、中国など海外市場でも高い評価を得ています。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の業績は、売上高が3兆5,665億円(前年同期比32.3%増)、営業利益が2,002億円(前年同期比82.9%増)、経常利益が2,390億円(前年同期比76.5%増)と大幅な増収増益となりました。これにより、営業利益率は5.6%、経常利益率は6.7%と、前年同期と比べて大幅に改善しています。
売上・利益の推移
マツダの売上高は3期連続で増加しており、今期第3四半期は過去最高を記録しました。一方、利益面でも営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が全て増加しており、企業収益は好調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
マツダの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は前連結会計年度末から2,558億円増加の3兆5,150億円となりました。一方、負債合計は716億円増加の1兆8,741億円、純資産は1,841億円増加の1兆6,409億円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が684,883百万円、棚卸資産が737,506百万円となっています。固定資産では、有形固定資産が1,173,620百万円を計上しています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が441,399百万円、長期借入金が334,387百万円となっています。また、退職給付に係る負債が73,415百万円計上されています。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が1,378,518百万円、その他の包括利益累計額が243,709百万円となっています。自己資本比率は46.2%と、前期末から2.0ポイント上昇しています。
ROAとROE
マツダのROA(総資産利益率)は6.7%、ROE(自己資本利益率)は12.0%となっています。前期に比べROAは0.7ポイント、ROEは1.1ポイント上昇しており、企業収益の改善を反映した数値となっています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフローは2,100億円の増加となり、投資活動によるキャッシュフローは893億円の減少でした。この結果、連結フリーキャッシュフローは1,207億円の増加となりました。手元流動性も良好に推移しています。
配当の支払額
今期の中間配当は、1株当たり25円の配当を実施しました。前期比では5円増配となっています。このペースでいけば、期末配当も増配になる可能性があります。株主還元に積極的なマツダの姿勢が感じ取れます。
今後の展望
マツダは、2025年までに全車種の電動化を達成する計画を掲げています。新型車の投入や販売好調により、収益力のさらなる向上が期待できます。また、コスト管理の強化やサービス事業の拡大など、様々な取り組みを進めて、持続的な成長を目指していきます。
編集部のまとめ
マツダの最新決算は、売上高、営業利益、経常利益のいずれも過去最高を更新するなど、好調な業績が続いています。特に、米国や欧州での販売好調と新型車投入効果が大きかったようです。今後は電動化への取り組みや収益性の向上など、さらなる成長が期待できそうです。株主還元にも積極的で、配当も増配基調です。業績好調に伴い、株価の上昇にも期待が高まっています。
マツダ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
マツダ株式会社の決算日は3月31日で、年4回の四半期決算を行っています。今期の中間配当は1株当たり25円と、前期比5円の増配となっています。今後も収益力の向上に伴い、株主還元の拡充が期待されます。