株式会社タツミの2023年12月期第3四半期決算が発表されました!売上高は5,595,198千円と前年同期比18.0%増と大幅な増収となりました。経常利益は117,322千円となり、前年同期の219,312千円の経常損失から大幅な黒字に転換しています。自動車業界の需要回復などが好業績につながった模様です。
企業情報
企業名: 株式会社タツミ
証券コード: 72680
決算期: 3月期
株式会社タツミの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社タツミの決算期は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日が今回の決算期となります。毎年3月期末に本決算を行い、四半期ごとに四半期決算を開示しています。
主な事業
株式会社タツミは自動車用部品事業を主力としています。具体的には、ボデー関連部品、足回り関連部品、駆動系部品などを製造・販売しています。国内外の自動車メーカー等に部品を供給しており、国内市場だけでなく、海外市場にも事業展開しています。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の連結業績は売上高5,595,198千円、営業利益88,413千円、経常利益117,322千円、親会社株主に帰属する四半期純利益69,322千円となりました。売上高営業利益率は1.6%、売上高経常利益率は2.1%と、前年同期から大幅に改善しています。自動車業界の需要回復を受けて業績が好転した模様です。
売上・利益の推移
前期は新型コロナウイルス感染症の影響などにより、売上高6,411,178千円、経常損失263,620千円、親会社株主に帰属する当期純損失394,622千円と業績が低迷していました。しかし、今期第3四半期は売上高が前年同期比18.0%増加し、経常利益、四半期純利益も黒字転換と大幅に改善しています。自動車業界の需要回復が業績改善の主な要因と考えられます。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の総資産は8,529,254千円となり、前連結会計年度末比167,221千円増加しました。流動資産は3,946,841千円、固定資産は4,582,412千円となっています。
負債の部
負債合計は5,012,502千円となり、前連結会計年度末比36,548千円減少しました。流動負債は4,458,946千円、固定負債は553,556千円となっています。
純資産の部
純資産合計は3,516,751千円となり、前連結会計年度末比203,769千円増加しました。自己資本比率は30.8%となっています。
ROAとROE
ROAは前期3.2%、今期第3四半期は推計で1.4%程度と低下しています。これは、総資産が増加したものの、利益水準が低下しているためです。一方でROEは前期△11.9%から今期第3四半期は推計で2.0%と大幅に改善しています。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益が黒字に転換したことが主な要因です。今後、ROAの改善も期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが149,686千円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが92,748千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが317,151千円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は472,864千円となっています。
配当の支払額
株式会社タツミは、当第3四半期連結累計期間においては配当を実施しておりません。株主還元については、業績動向を見ながら検討していくものと推察されます。
今後の展望
自動車業界の需要回復を背景に、株式会社タツミの業績は改善傾向にあります。今後は、引き続き国内外の自動車メーカーへの部品供給を強化し、収益基盤の更なる強化を目指していくことが期待されます。特に海外市場への事業展開を加速させることで、グローバルな事業展開の強化が課題となっています。
編集部のまとめ
株式会社タツミの2023年12月期第3四半期決算は、自動車業界の需要回復を背景に大幅な業績改善となりました。売上高、利益とも前年同期から大幅に増加しており、特に経常利益の黒字転換は大きな進展と言えます。今後の課題としては、ROAの低下や海外市場への事業拡大などが挙げられますが、全体としては好決算と評価できるでしょう。
株式会社タツミの決算日や配当についてまとめました。
株式会社タツミの決算期は3月31日で、毎年3月末に本決算を行います。また、第3四半期決算は2023年12月31日が今回の決算期となりました。配当については、当第3四半期連結累計期間においては実施されておりません。今後の株主還元については、業績動向を見ながら検討されていくものと推察されます。