株式会社SUBARUの最新の決算報告をお届けします!
当社は、自動車事業を中心に、航空宇宙事業も手がける日本の大手メーカーです。
この決算では、売上収益、営業利益、経常利益がいずれも大幅に増加し、業績が好調なことが分かりました。
自動車販売台数の増加や為替変動の影響などが追い風となっています。
企業情報
企業名: 株式会社SUBARU
証券コード: 72700
決算期: 2024年3月期第3四半期
株式会社SUBARUの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社SUBARUの決算は、3月期となります。第3四半期決算は2023年12月31日を基準日として行われています。
主な事業
株式会社SUBARUは、自動車事業と航空宇宙事業を主力としています。
自動車事業では、軽自動車、小型自動車、普通自動車などの製造・販売を行い、また航空宇宙事業では、航空機、宇宙関連機器の製造・販売を手掛けています。
さらに不動産事業なども展開しており、多角的な事業活動を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は非常に好調で、売上収益は3兆4,964億円と前年同期比で24.5%の大幅な増収となりました。
また、営業利益は3,710億円と、前年同期比で73.6%の大幅な増益となっています。利益率も10.6%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
直近の業績推移をみると、売上収益は3期連続で増加しており、利益面でも営業利益、経常利益がともに好調な推移を示しています。
特に当第3四半期は、自動車販売台数の増加や為替変動の影響により、大幅な増収増益となりました。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は4兆3,549億円と、前期末から4,107億円増加しています。
このうち、現金及び現金同等物は9,688億円と、手許流動性も十分に確保されています。
資産の部
資産の部では、有形固定資産や無形資産が増加しており、事業基盤の強化が進められています。
また、その他の金融資産(流動)が大幅に増加したことも特徴的です。
負債の部
負債の部では、借入金が増加しており、財務基盤の強化が進められています。
また、未払法人所得税が増加したことが特徴的です。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金の積み上がりにより、自己資本が2兆3,744億円と、前期末から2,644億円増加しています。
自己資本比率は54.5%と、財務の健全性も高い水準を維持しています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は、前期末の5.3%から当第3四半期は8.5%と改善しています。
ROE(自己資本利益率)も、前期末の12.4%から当第3四半期は14.1%と上昇しており、収益性の向上が確認できます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、4,679億円の収入となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは4,188億円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、997億円の支出となっています。
この結果、当第3四半期末の現金及び現金同等物は9,688億円となりました。
配当の支払額
当社は、株主の皆様への利益還元を重視しており、期末配当と中間配当の年2回の配当を実施しています。
当第3四半期では、中間配当として1株当たり48円(うち記念配当10円)を支払っており、年間では86円の配当を予定しています。
今後の展望
当社は、「ありたい姿・提供価値・経営理念」を掲げ、ESGを重視した取り組みを進めています。
特に、2030年に向けて販売台数の電動化比率を50%にすることを目標に掲げるなど、脱炭素社会実現に向けた取り組みを加速化しています。
この他にも、徹底したモノづくり革新と顧客価値の向上に取り組み、持続的な成長を目指しています。
編集部のまとめ
株式会社SUBARUは、この第3四半期において大幅な増収増益を達成しました。
自動車事業を中心に、販売台数の増加や為替の好影響などが業績を押し上げています。
また、財務基盤の強化と株主還元の充実にも取り組んでおり、持続的な成長に向けた基盤を着実に築いています。
今後も、電動化戦略やモノづくりの革新を通じて、さらなる企業価値の向上が期待されます。
株式会社SUBARUの決算日や配当についてまとめました。
株式会社SUBARUの決算は3月期で、第3四半期決算は2023年12月31日を基準日に行われています。
また、同社は年2回の配当(期末配当と中間配当)を行っており、当第3四半期では1株当たり48円(うち記念配当10円)の中間配当を実施しました。