日本精機株式会社の第79期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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日本精機株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上収益は前年同期比15.1%増の2,296億円と好調に推移しており、営業利益も前年同期比350.0%増の66億円となりました。主力の車載部品事業が大きく伸長したことが業績拡大の背景にあります。今後の事業展開にも期待が高まっています。

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企業情報

企業名: 日本精機株式会社
証券コード: 72870
決算期: 3月期

日本精機株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本精機株式会社の決算日は3月31日です。毎年5月に期末決算の業績を発表し、その後6月下旬には株主総会を開催しています。また、12月上旬には中間配当の支払いが行われます。

主な事業

日本精機株式会社は、主に車載部品事業民生部品事業を展開しています。車載部品事業では四輪車用計器やヘッドアップディスプレイ、二輪車用計器などを製造・販売しており、市場で高い評価を得ています。一方、民生部品事業では、OA機器やFA・アミューズメント機器向けのコントローラーなどを手掛けています。これらの事業に加えて、樹脂コンパウンド事業や自動車販売事業も行っています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上収益が前年同期比15.1%増の2,296億円、営業利益は前年同期比350.0%増の66億円となりました。主力の車載部品事業が好調に推移し、売上高、利益ともに大幅な増加となりました。営業利益率は2.9%と改善基調にあります。

売上・利益の推移

過去3年間の売上収益と利益の推移を見ると、2023年12月期第3四半期は前年同期と比較して大幅な増収増益となっています。売上収益は前年同期比15.1%増、営業利益は350.0%増と、業績は着実に回復してきています。今後も車載部品事業を中心とした事業展開に期待が高まっています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月期第3四半期末の総資産は3,197億円となり、前連結会計年度末比で365億円減少しました。これは主に現金及び現金同等物や有価証券の減少によるものです。一方、負債合計は1,006億円と、前連結会計年度末比で492億円減少しました。社債や借入金の返済が進んだことが主な要因です。純資産は2,191億円と前連結会計年度末比で127億円増加しました。

資産の部

資産の部では、流動資産が2,035億円と前連結会計年度末比41億円減少しました。一方、非流動資産は1,162億円と前連結会計年度末比49億円増加しています。現金や有価証券の減少がありましたが、棚卸資産の増加などにより、全体としては総資産が減少しました。

負債の部

負債の部では、流動負債が692億円と前連結会計年度末比492億円減少しました。これは主に短期借入金の返済によるものです。非流動負債は315億円と前連結会計年度末比9億円減少しています。負債全体としても大幅に減少しました。

純資産の部

純資産の部では、親会社の所有者に帰属する持分が2,120億円と前連結会計年度末比124億円増加しました。その他の資本の構成要素の増加などにより、自己資本比率は66.3%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

過去3年のROA(総資産利益率)は3%前後で推移しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前年度11.6%と高水準でしたが、今期は5.9%まで低下しています。これは、赤字決算だった前期の影響によるものです。今後は業績回復基調を維持し、ROEの改善が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが187億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが414億円の収入、財務活動によるキャッシュ・フローが550億円の支出となりました。前年同期と比べ、営業キャッシュ・フローは大幅に改善しています。これは売上増加に伴う運転資金需要の減少によるものです。

配当の支払額

2023年12月期の中間配当は1株当たり20円が支払われました。これは前期の中間配当20円と同水準です。年間配当予想は1株当たり40円を見込んでいます。安定した配当政策を継続しています。

今後の展望

日本精機株式会社は、グループビジョン「技術により、世界の人々に安心・安全、そして、感動を提供するトータルソリューションカンパニー」の実現に向けて、車載用計器等の設計・製造技術を中心に、高度な専門技術を蓄積・進化させていく方針です。また、持続的な利益創出に向けて、より無駄のない筋肉質な企業体質の構築も進めています。今後の業績回復と企業価値向上が期待されます。

編集部のまとめ

日本精機株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、主力の車載部品事業が好調に推移したことで大幅な増収増益となりました。業績は着実に回復しており、今後の事業展開にも期待が高まっています。デジタル化やグリーン化などの市場ニーズに対応した技術開発を進め、持続的な成長を目指していく方針です。財務面でも健全性が高く、株主還元も安定的に行われています。日本精機株式会社の業績回復と企業価値の向上が期待されます。

日本精機株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本精機株式会社の決算日は3月31日で、毎年5月に期末決算の業績を発表し、6月下旬には株主総会を開催しています。また、12月上旬には中間配当の支払いが行われています。2023年12月期の中間配当は1株当たり20円で、年間配当予想は1株当たり40円と、安定した配当政策を継続しています。

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