日本プラスト株式会社の第86期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本プラスト株式会社の決算報告書を分析して分かったこと、お伝えします。
この企業は、自動車部品などを製造し、世界各国で事業を展開している大手メーカーです。業績は徐々に回復傾向にあり、特に北米での業績が好調でした。
今後も半導体不足の改善や新車効果、原材料価格の落ち着きなどで更なる業績拡大が期待できそうです。

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企業情報

企業名: 日本プラスト株式会社
証券コード: 72910
決算期: 2023年3月31日

日本プラスト株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本プラスト株式会社の決算期は毎年3月31日です。
四半期報告書は、毎年6月、9月、12月、3月に発表されます。

主な事業

日本プラスト株式会社は、自動車部品の製造・販売が主な事業です。
特に、ステアリングホイール(ハンドル)やエアバッグなどの安全装置、その他樹脂部品の開発・製造を得意としています。
世界各国に拠点を構え、グローバルで事業展開を行っています。

今期の業績と利益率は?

今期(2023年4月~12月)の売上高は90,509百万円と、前年同期比で19.9%増加しました。
営業利益は2,194百万円と前年同期の営業損失から大幅に改善しました。
また、経常利益は2,456百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,527百万円と、いずれも黒字に転換しました。

売上・利益の推移

過去3年間の業績をみると、2022年3月期は新型コロナの影響で大幅な減収減益となりましたが、2023年3月期には徐々に回復傾向にあります。
特に、北米事業では半導体不足の改善により生産が回復し、売上・利益ともに大きく増加しました。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の連結貸借対照表は以下の通りです。

資産の部

総資産は84,900百万円で、前期末から3,449百万円増加しました。
流動資産は47,679百万円で、主な増加要因は受取手形及び売掛金の増加です。
固定資産は37,221百万円で、投資有価証券の増加などが主な増加要因です。

負債の部

負債合計は53,210百万円で、前期末から2,020百万円減少しました。
流動負債は40,427百万円で、支払手形及び買掛金の増加などがありました。
固定負債は12,783百万円で、長期借入金の減少が主な要因です。

純資産の部

純資産合計は31,689百万円で、前期末から5,470百万円増加しました。
主な増加要因は、利益剰余金の増加2,284百万円と為替換算調整勘定の増加2,569百万円です。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前期末の3.0%から当期第3四半期では3.0%と横ばいでした。
ROE(自己資本利益率)は前期末の9.3%から当期第3四半期では10.0%と上昇しました。
これは、主に親会社株主に帰属する四半期純利益の増加によるものです。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュフローの状況は開示されていませんが、前年同期は営業活動によるキャッシュ・フローは1,590百万円の支出投資活動によるキャッシュ・フローは3,501百万円の支出財務活動によるキャッシュ・フローは2,329百万円の収入となっています。

配当の支払額

日本プラスト株式会社は、年2回の配当を実施しています。
2023年3月期は、1株当たり年間10円の配当を実施しました。
2024年3月期の中間配当は、1株当たり7円50銭と前期から増配となっています。

今後の展望

今後は、半導体不足の更なる改善や中国でのEV需要の高まりなど、業績回復の兆しが見られます。
また、原材料価格の落ち着きや合理化による収益改善も期待できます。
さらに、為替変動による増収効果も見込まれることから、通期の業績は大幅な増益になると考えられます。

編集部のまとめ

日本プラスト株式会社は、自動車部品の大手メーカーとして、着実に業績を回復させてきています。
特に北米事業の好調や、原材料価格高騰への対応など、経営努力の成果が表れています。
今後は中国市場の変化にも注目しつつ、更なる成長が期待できそうです。

日本プラスト株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本プラスト株式会社の決算日は3月31日で、四半期報告書は年4回発表されます。
配当は年2回実施しており、直近では1株当たり年間10円の配当を行いました。
今後も、業績の回復と共に株主還元の拡大も期待できそうです。

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