フジオーゼックス株式会社の第3四半期決算報告が発表されました。自動車部品製造事業を中心に好調な業績を達成しており、売上高は17,428百万円、営業利益は1,311百万円と前年同期比で大幅な増収増益となりました。
企業情報
企業名: フジオーゼックス株式会社
証券コード: 72990
決算期: 2023年3月31日
フジオーゼックス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
フジオーゼックス株式会社の決算日は3月31日です。 また、第3四半期決算報告書は2024年2月8日に提出されています。
主な事業
フジオーゼックス株式会社は、自動車部品製造事業を主力事業としています。具体的にはエンジンバルブ、バルブシート、コッタ、ローテータ、リテーナなどの自動車用部品の製造・販売を行っています。また、第2四半期連結会計期間からはリチウムイオン電池用金属ロールなどの製造・販売も新たな事業として開始しています。
今期の業績と利益率は?
今期の第3四半期連結累計期間の業績は、売上高17,428百万円、営業利益1,311百万円と大幅な増収増益となりました。自動車部品事業の好調な受注に加え、固定費削減などの収支対策効果により、営業利益率は7.5%と高水準の利益率を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は21,606百万円(2023年3月期)、16,176百万円(2022年3月期)、17,428百万円(2024年3月期第3四半期)と推移しています。利益面では、経常利益は1,465百万円(2024年3月期第3四半期)と前年同期比で大幅に増加しています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は35,282百万円で、前連結会計年度末比1,043百万円増加しています。負債は6,204百万円と170百万円減少し、純資産は29,078百万円と1,213百万円増加しました。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が827百万円増加し、受取手形及び売掛金が203百万円増加しています。これは売上代金の回収と国内顧客への販売回復が要因です。
負債の部
負債の部では、短期借入金が651百万円減少しています。在外連結子会社での返済が主な要因です。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が966百万円増加しています。当期純利益の積み上がりによるものです。
ROAとROE
ROAは3.7%、ROEは4.5%となっています。利益率の改善と自己資本比率の向上により、両指標ともに改善傾向にあります。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは営業活動によるキャッシュ・フローが1,763百万円の収入となっています。設備投資によるキャッシュ・アウトフローが抑えられたことなどが要因です。
配当の支払額
2023年6月の定時株主総会で1株当たり65円の期末配当が決議されました。また、2023年10月には中間配当として1株当たり100円が支払われています。合計で1株当たり165円の配当が実施されました。
今後の展望
自動車業界の生産回復と北米市場の需要増加を背景に、今後も売上高と利益の増加が期待されます。さらに、新たな事業であるリチウムイオン電池用金属ロールの拡大も見込まれ、中期的な成長が期待できる企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
フジオーゼックス株式会社は、自動車部品製造の主力事業を中心に堅調な業績を継続しています。売上高、営業利益、経常利益ともに前年同期比で大幅に増加しており、収益力の向上が図れています。今後も自動車業界の回復と新規事業の立ち上がりから、さらなる業績拡大が期待できそうです。
フジオーゼックス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
フジオーゼックス株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算報告書は2024年2月8日に提出されました。また、2023年度の配当は1株当たり165円(期末65円、中間100円)と安定的な配当を実施しています。今後も着実な業績拡大と株主還元に期待が高まります。