テイ・エス テック株式会社の第78期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

テイ・エス テック株式会社の2023年度第3四半期決算は順調でした。売上収益は3,294億97百万円と前年同期に比べ8.9%の増収となり、営業利益は140億40百万円と前年同期に比べ36.3%の増益となりました。特に米州地域の増産効果や為替換算効果が寄与し、売上高と利益が好調に推移しています。今後も国内外での需要を捉え、安定的な業績を維持できるよう取り組んでいくことが期待されます。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: テイ・エス テック株式会社
証券コード: 7313
決算期: 2024年3月期

テイ・エス テック株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

テイ・エス テック株式会社は、3月決算の企業です。第3四半期報告書の提出日は2024年2月13日となっています。

主な事業

テイ・エス テック株式会社は、自動車用シート、内装品等の製造・販売を主な事業としています。日本、米州、中国、アジア・欧州の4つの地域で事業を展開しており、市場ニーズに合わせた製品開発や生産体制の最適化に取り組んでいます。特に、主力の四輪事業では、グローバルな自動車メーカー各社への供給体制を強化し、安定的な事業基盤を築いています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の連結業績は、売上収益が3,294億97百万円と前年同期比8.9%の増収、営業利益が140億40百万円と同36.3%の増益となりました。増収効果や為替換算効果などにより、増収増益となりました。利益率では、営業利益率が4.3%と前年同期の3.4%から上昇しています。好調な業績と高い収益性を維持できているといえるでしょう。

売上・利益の推移

過去3年間の業績を見ると、売上収益は2021年3月期の3,940億円から2022年3月期は4,092億円と増加傾向にあります。また、営業利益も152億円から152億円と高水準を維持しています。当期第3四半期は売上が好調で、収益性も改善傾向にあり、通期でも増収増益を達成できそうです。

四半期連結貸借対照表について

四半期連結貸借対照表では、資産が4,310億64百万円、負債が989億47百万円、純資産が3,321億16百万円となっています。前期末からの増減では、資産は148億37百万円増加負債は61億79百万円増加純資産は86億57百万円増加しています。全般的に規模が拡大してきているといえます。

資産の部

資産の部では、現金及び現金同等物が1,433億86百万円と前期末から104億71百万円増加しているほか、営業債権や棚卸資産などの流動資産も増加しています。一方、有形固定資産も86,024百万円と前期末から2,150百万円増加しており、生産設備投資などにより、資産規模が着実に拡大してきています。

負債の部

負債の部では、営業債務及びその他の債務が75,262百万円と前期末から5,552百万円増加しています。一方で、リース負債や引当金などは減少傾向にあり、全体としては財務基盤が堅固になってきていると言えます。

純資産の部

純資産の部では、親会社の所有者に帰属する持分が3,114億89百万円と前期末から12,698百万円増加しています。これは主に為替換算差額の増加によるものです。自己資本比率は72.3%と高水準を維持しており、健全な財務体質が確認できます。

ROAとROE

収益性に着目すると、ROA(総資産経常利益率)は前期3.7%から当期第3四半期が4.1%に上昇しています。また、ROE(自己資本利益率)も前期11.5%から当期第3四半期が12.1%に改善しています。これは、売上高と利益の増加により、資産効率と自己資本効率が向上したためと考えられます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結会計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは277億70百万円の収入となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは25億44百万円の支出財務活動によるキャッシュ・フローは174億円の支出となっています。これらの結果、現金及び現金同等物は前期末から104億71百万円増加し、1,433億86百万円となりました。

配当の支払額

当第3四半期連結累計期間においては、年間配当金は68円(中間配当35円、期末配当33円)を予定しています。前期の年間配当金58円から10円増配となっており、業績好調を反映した株主還元施策となっています。

今後の展望

自動車業界では電動化やスマート化の進展など、大きな変革期を迎えています。テイ・エス テック株式会社は、こうした市場変化に柔軟に対応し、新製品開発や生産体制の最適化に取り組んでいきます。また、デジタル技術の活用による生産性向上やコストダウンなど、収益力の強化にも注力していく方針です。今後も着実な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。

編集部のまとめ

テイ・エス テック株式会社は、自動車部品の大手メーカーとして順調に業績を伸ばしています。当第3四半期は売上高、営業利益ともに前年同期を大幅に上回る好結果となりました。特に米州地域での増産効果や為替変動の影響もプラスに作用しています。今後も新市場への展開や生産性向上などに注力し、持続的な成長を目指していくことが期待されます。株主還元策の充実も続けており、投資家にとっても魅力的な企業だと言えるでしょう。

テイ・エス テック株式会社の決算日や配当についてまとめました。

テイ・エス テック株式会社は3月決算の企業で、2024年2月13日に第3四半期決算報告書を提出しました。当期の業績は好調で、売上高、利益ともに前年同期を大きく上回りました。また、健全な財務体質を維持しつつ、株主還元策も充実しています。今後も自動車業界の変化に対応した成長が見込まれ、注目の企業といえるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました