日本リビング保証株式会社の四半期決算報告が発表されました。この企業は、独創的なリアルとデジタルのサービスで暮らしの価値を高める「WorthTech」を目指す、注目の企業です。
企業情報
企業名: 日本リビング保証株式会社
証券コード: 73200
決算期: 2023年7月1日から2024年6月30日
日本リビング保証株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
この企業の決算日は毎年6月30日です。ですので、今回の四半期報告は2023年7月1日から2024年3月31日までの第3四半期の決算となります。
主な事業
日本リビング保証株式会社は、住宅会社向けの長期保証サービスや業務効率化ソリューションを提供している企業です。建物保証や設備保証のほか、最近はデジタルサービスの開発にも注力しています。また、同様のノウハウを活かして、再生可能エネルギー関連機器などのExtendTech事業も展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期では、売上高が前年同期比30.4%増の3,551百万円、営業利益が前年同期比47.0%増の784百万円となりました。さらに、経常利益は前年同期比38.0%増の976百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比37.2%増の666百万円と、順調な業績を収めています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、増収増益が続いています。前連結会計年度の2022年6月期の売上高は3,919百万円、経常利益は1,021百万円でしたが、今期は更なる成長が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
四半期連結貸借対照表では、資産が前連結会計年度末比2,433百万円増加の22,537百万円、負債が1,750百万円増加の19,907百万円、純資産が683百万円増加の2,629百万円となっています。
資産の部
資産の主な増加要因は、現金及び預金が1,333百万円減少した一方で、立替金が1,125百万円増加、投資有価証券が1,303百万円増加、投資不動産が828百万円増加したことです。
負債の部
負債の主な増加要因は、長期前受収益が1,349百万円増加したことです。これは、保証サービスの提供に伴い一括で受領した保証料のうち1年超の期間に収益化される予定のものが増加したためです。
純資産の部
純資産の増加は、主に666百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益が計上されたことによるものです。ただし、自己資本比率は11.7%と低水準ですが、流動比率は238.5%と十分な水準を確保しています。
ROAとROE
ROAは3.7%、ROEは34.1%となっています。これらの指標は前期に比べ向上しており、経営の効率性が高まっていることがわかります。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、営業活動によるキャッシュ・フローは1,099百万円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは1,661百万円の支出となっています。これは主に投資有価証券の取得や投資不動産の取得によるものです。
配当の支払額
当期の年間配当金は1株当たり10円を予定しており、前期と同水準の配当を実施する予定です。
今後の展望
今後も長期保証サービスやデジタル関連ソリューションの提供を中心に事業を拡大していく方針です。また、2024年4月には株式会社メディアシークと経営統合に向けた基本合意を締結しており、新たな事業領域への展開が期待できます。
編集部のまとめ
日本リビング保証株式会社は、「良いモノを永く使う」という保証本来の理念と、デジタル対応力の高さが相まって、着実な成長を続けている企業といえます。今後も保証サービスやソリューションの提供を通じて、住宅領域やインフラ分野での事業拡大が期待できそうです。株主還元も安定しており、投資家にとっても魅力的な企業だと言えるでしょう。
日本リビング保証株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本リビング保証株式会社の決算日は毎年6月30日です。また、年間配当金は1株当たり10円を予定しており、前期と同水準の安定した配当を実施する予定です。今後も長期保証サービスやデジタル関連ソリューションの提供を通じて事業を拡大していくことが期待されます。