株式会社オンデックの決算が発表されました!このM&Aアドバイザリー事業を手掛ける企業の業績をみると、期待を持って見守る必要がありそうです。
企業情報
企業名: 株式会社オンデック
証券コード: 73600
決算期: 11月期
株式会社オンデックの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社オンデックの決算月は11月で、毎年4月10日に4半期報告書が提出されます。
主な事業
株式会社オンデックは、M&Aアドバイザリー事業を主力として展開しています。中小企業の経営者の高齢化に伴う事業承継問題などを背景に、M&Aの需要が高まっている市場で、公的機関や金融機関、専門家らとの提携ネットワークを活かしながら事業を拡大しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は好調で、売上高287,886千円(前年同期比210.1%増)、営業利益35,289千円(前期は111,589千円の営業損失)と大幅な増収増益となりました。利益率も大きく改善しています。
売上・利益の推移
過去1年間の業績推移をみると、売上高は前期826,656千円から287,886千円と大きく増加しています。利益面でも、前期の経常損失199,455千円から、当期は経常利益35,313千円と大幅な改善となっています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期の四半期貸借対照表をみると、資産合計は前期末比10,951千円減少の1,013,397千円となっています。一方、負債は同35,098千円減少の124,107千円となり、純資産は同24,146千円増加の889,289千円と健全な財務体質を維持しています。
資産の部
流動資産は前期末比7,677千円減少の791,587千円となり、固定資産は同3,273千円減少の221,809千円でした。
負債の部
流動負債は前期末比35,127千円減少の101,735千円となり、固定負債は同29千円増加の22,371千円となっています。
純資産の部
純資産は前期末比24,146千円増加の889,289千円となり、自己資本比率は87.8%と高水準を維持しています。
ROAとROE
当期のROAは2.4%、ROEは2.7%となっています。前期までの赤字から脱却し、収益性が大きく改善したことがわかります。今後さらなる事業拡大に期待が高まっています。
キャッシュフロー
四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、期中の現金及び預金が119,616千円増加したことから、営業活動によるキャッシュ・インフローが大きかったものと推察されます。
配当の支払額
現時点では配当の実施はありません。企業成長に向けた内部留保の蓄積に注力しているものと考えられます。
今後の展望
M&Aアドバイザリー市場の拡大に伴い、当社の業績も今後さらに伸びていくことが期待されます。官民の連携による業界の健全化施策も追い風となり、高い収益性を維持しながら企業価値の向上を目指していくことでしょう。
編集部のまとめ
株式会社オンデックの決算は、大幅な増収増益と健全な財務体質を示しており、今後の事業拡大に期待が高まります。M&A支援のリーディングカンパニーとしての地位を確立しつつ、官民連携の動きにも注目です。株主還元については現時点では未定ですが、企業価値向上に向けて内部留保の活用にも注力していくようです。
株式会社オンデックの決算日や配当についてまとめました。
株式会社オンデックの決算日は11月30日で、四半期報告書は4月10日に提出されます。現時点では配当の計画はありませんが、今後の事業拡大と収益性の向上に期待が寄せられています。