ファンドの基本情報
fundnote日本株Kaihouファンドは、国内の上場企業を投資対象とする投資信託です。愛称を「匠のファンド かいほう」といい、2024年12月25日に届出され、2025年1月10日から1月24日にかけて当初募集が行われました。本ファンドは、株式会社Kaihouからの投資助言を受けながら運用されています。
株式会社Kaihouは2023年に設立された投資助言会社で、「ニッポンの家計に貢献する」をミッションに掲げています。同社は企業本来の価値と株価の差である「アルファ」を追求することに注力し、その成果を本ファンドを通じて日本の家計に循環させることを目指しています。
運用方針と投資戦略
本ファンドの運用方針は、わが国の株式を主要投資対象とし、信託財産の成長を目標に積極的な運用を行うことを基本としています。単なる分散投資ではなく、銘柄を絞り込んだ集中投資を特徴としています。
具体的な投資プロセスは、二つの分析手法を組み合わせています。まず、トップダウン分析によってマクロ経済動向を分析し、次にボトムアップ分析として同業他社との比較などを通じて企業の本源的価値を算出します。この両面からのアプローチにより、本源的な価値と市場価格との乖離が著しい銘柄を厳選して投資を行います。
ファンドの特色として、徹底的なリサーチとリスク管理が挙げられます。単に銘柄を選定するだけでなく、投資先企業へのエンゲージメント(対話)を通じて、カタリストの創出と価値の顕在化を図ることを目指しています。
エンゲージメント活動の重要性
本ファンドの運用において、エンゲージメントは重要な役割を担っています。Kaihouは投資先企業(投資予定を含む)へのエンゲージメントを実施し、その結果も踏まえて投資助言を行います。
このエンゲージメント活動は、スチュワードシップ・コードに則った建設的な対話を基本としています。投資先企業のIR活動、資本効率、ガバナンスの高度化と持続的成長の促進を目指し、高い倫理観と大義あるエンゲージメントによって社会全体が良しとなる提言を行うことを重視しています。また、議決権行使に係る助言も含まれています。
リスク管理と集中投資の特性
本ファンドは分散投資を行う一般的な投資信託とは異なり、銘柄を絞り込んだ運用を行うため、市場動向にかかわらず基準価額の変動は非常に大きくなる可能性があります。これは集中投資戦略の特性であり、投資家が理解しておくべき重要なポイントです。
投資信託は値動きのある有価証券に投資するため、基準価額は変動します。金融機関の預金と異なり、投資元本が保証されるものではありません。集中投資を行うファンドの場合、この変動がより顕著になる可能性があることを認識することが重要です。
申込条件と費用
本ファンドへの申込単位は100万円以上1円単位となっています。これは、ある程度の資金規模を持つ投資家を想定した設定といえます。
運用にかかる費用として、信託報酬は1.87%となっています。この信託報酬は、ファンドの運用・管理にかかる費用として、保有期間中に継続的に差し引かれます。
ファンドの規模と現況
2025年の運用開始以降、本ファンドの純資産残高は38,360百万円(約383億6,000万円)に達しています。基準価額は16,362円となっており、ファンドの運用が進行していることが確認できます。
ファンドの資金流出入を見ると、短期的には変動がある可能性がありますが、これは市場環境や投資家の判断によって左右される自然な現象です。
投資対象企業の特性
本ファンドが投資対象とする企業には、特定の特性があります。投資候補銘柄群の中には、寄与度(投資候補銘柄群における一銘柄の占める割合)が10%を超える、もしくは超える可能性が高い銘柄が存在する可能性があります。これは集中投資戦略の結果として生じる特性です。
また、本ファンドは「特化型運用」を行うファンドに該当します。これは、特定の投資テーマや戦略に特化した運用を行うファンドであることを意味しています。
収益分配について
本ファンドの収益分配は、分配対象額の範囲内で委託会社が基準価額水準や市況動向などを勘案して決定されます。ただし、委託会社の判断により分配を行わない場合もあります。これは、ファンドの運用状況に応じた柔軟な対応を可能にする仕組みです。
他のファンドとの関連性
fundnoteでは、本ファンド以外にも複数のファンド商品を提供しています。例えば、「fundnoteIPOクロスオーバーファンド」(愛称:匠のファンド あけぼの)は、IPO後の中小型株式のみならず、IPOを控えた未上場株式にも投資機会を拡張し収益を追求する戦略を採用しています。このように、異なる投資戦略を持つ複数のファンドが用意されています。
投資信託としての基本的な特性
投資信託全般に共通する特性として、値動きのある有価証券への投資を行うため、基準価額は変動します。外貨建資産に投資する場合には、為替リスクも存在します。これらのリスクを理解した上で、投資判断を行うことが重要です。
本ファンドのような集中投資型のファンドの場合、これらのリスクがより顕著に現れる可能性があります。投資家は、自身のリスク許容度と投資目的を明確にした上で、ファンドの特性を十分に理解することが必要です。
運用会社の背景と理念
本ファンドに投資助言を提供する株式会社Kaihouは、東京都港区に本社を置き、代表取締役は井村俊哉氏と竹入敬蔵氏です。同社は2023年の設立以来、「ニッポンの家計に貢献する」というミッションの下で事業を展開しています。
Kaihouのアプローチは、企業本来の価値と市場価格との乖離である「アルファ」を追求することに執念を持って取り組むというものです。獲得したアルファを家計に循環させることで、持続可能な成長と家計の豊かさの実現を目指しています。
アナリストとポートフォリオ管理
Kaihouの運用体制には、証券会社および運用会社でアナリストおよびポートフォリオマネージャーとしての経験を持つ人材が関わっています。これらの専門家による知見と経験が、本ファンドの運用に活かされています。
投資判断の際の考慮事項
本ファンドへの投資を検討する際には、いくつかの重要な考慮事項があります。まず、集中投資戦略により基準価額の変動が大きくなる可能性があることを理解することが必要です。次に、100万円以上の申込単位という条件を確認することが重要です。
また、信託報酬1.87%という費用水準も、投資判断の際に考慮すべき要素です。さらに、本ファンドの運用方針や投資戦略が、自身の投資目的やリスク許容度と合致しているかを検討することが大切です。
投資信託の詳細な情報については、商品概要ページなどで確認することができます。投資を行う前に、ファンドの特性やリスク、費用などについて十分に理解することが重要です。
まとめ
fundnote日本株Kaihouファンドは、株式会社Kaihouからの投資助言を受けながら、国内の上場企業を対象に集中投資を行う投資信託です。トップダウン分析とボトムアップ分析の両面から企業の本源的価値を算出し、本源的な価値と市場価格との乖離が著しい銘柄を厳選して投資を行うという特徴的な運用方針を採用しています。徹底的なリサーチとリスク管理、そして投資先企業へのエンゲージメントを通じて、受益者へのリターンの提供を目指しています。集中投資戦略により基準価額の変動が大きくなる可能性があることや、100万円以上の申込単位、1.87%の信託報酬などの特性を理解した上で、投資判断を行うことが重要です。
匠のファンド「かいほう」集中投資で狙う日本株の本質をまとめました
本ファンドは、2023年に設立された株式会社Kaihouの投資助言を基に運用される投資信託として、「ニッポンの家計に貢献する」というミッションの下で展開されています。企業本来の価値と市場価格との乖離である「アルファ」を追求し、その成果を家計に循環させることで、持続可能な成長と家計の豊かさの実現を目指しています。集中投資による基準価額の変動の大きさ、高い信託報酬、100万円以上の申込単位といった特性を十分に理解した上で、自身の投資目的やリスク許容度に合致しているかを検討することが、本ファンドへの投資を検討する際の重要なステップとなります。














