株式会社リファインバースグループの2023年12月期第2四半期決算が発表されました。
この企業は循環型社会を実現する再生素材や資源ビジネスを展開し、事業成長を続けています。
企業情報
企業名: 株式会社リファインバースグループ
証券コード: 73750
決算期: 6月
株式会社リファインバースグループの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社リファインバースグループは6月が決算期で、2023年12月期第2四半期決算を先日発表しました。
第2四半期は10月1日から12月31日までの3ヶ月間となります。
主な事業
株式会社リファインバースグループは、廃プラスチックや廃棄物の再資源化を行う「素材ビジネス」と、産業廃棄物の収集運搬や中間処理を手がける「資源ビジネス」の2つの事業を展開しています。
サーキュラーエコノミーの実現に向けて、再生塩化ビニルコンパウンド「リファインパウダー」や再生ナイロン樹脂「REAMIDE®」の開発・販売、カーペットや自動車用部品の再資源化などに取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第2四半期の売上高は1,850,373千円で、前年同期比では20.2%の減収となりました。しかし、利益面では営業利益が35,120千円、経常利益が20,596千円、親会社株主に帰属する四半期純利益が15,415千円と、いずれも黒字を確保しています。
売上・利益の推移
同社の売上高は、2022年6月期が4,472,006千円、2023年6月期第2四半期が2,318,059千円と推移してきました。
利益面では2022年6月期が親会社株主に帰属する当期純利益99,702千円の黒字、2023年6月期第2四半期が親会社株主に帰属する四半期純利益29,478千円の黒字となっています。
今期第2四半期は減収となりましたが、引き続き利益を確保できている状況です。
四半期連結貸借対照表について
同社の2023年12月期第2四半期末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は3,576,762千円となっています。前期末と比べて206,301千円減少しました。
資産の部
流動資産は1,541,944千円で前期末比135,050千円減少しました。
固定資産は2,034,818千円で前期末比71,250千円減少しています。
負債の部
流動負債は1,047,780千円で前期末比121,270千円減少しました。
固定負債は2,403,284千円で前期末比111,025千円減少しています。
純資産の部
純資産は125,697千円で前期末比25,995千円増加しています。利益剰余金が15,415千円増加したことなどが主な要因です。
ROAとROE
ROAは前期の2.6%から当期2.3%に低下しました。
一方でROEは前期の2.6%から当期2.8%に上昇しています。
利益が堅調に推移しており、自己資本比率の改善などがROEの上昇につながっているようです。
キャッシュフロー
2023年12月期第2四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは105,945千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは29,592千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは147,026千円の支出となりました。
現金及び現金同等物の四半期末残高は788,844千円と、前年同期比で58.7%の増加となっています。
配当の支払額
2023年12月期第2四半期においては、配当の支払いはありませんでした。
前期は1株当たり2円の配当を実施しましたが、今期の配当予想は未定となっています。
今後の展望
株式会社リファインバースグループは、素材ビジネスや資源ビジネスでの収益基盤の強化に取り組んでいます。
特に、再生ナイロン樹脂「REAMIDE®」の高付加価値化や、新規事業領域となる廃プラ資源化への取り組みを加速することで、持続的な成長を目指しています。
編集部のまとめ
株式会社リファインバースグループは、循環型社会の実現に向けて再生素材の開発や資源リサイクル事業を展開しています。
今期第2四半期は減収となりましたが、引き続き安定した利益を確保できています。
今後も成長投資を行い、サーキュラーエコノミーの推進に貢献していくことが期待されます。
株式会社リファインバースグループの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算期は6月で、2023年12月期第2四半期決算を発表しました。第2四半期は10月1日から12月31日までの3ヶ月間となります。配当は前期は1株当たり2円の実施がありましたが、今期は未定となっています。今後の成長につながる投資に注力する方針のようです。