株式会社創健社の最新の四半期決算報告書が発表されました。健康食品の卸売業として知られる同社は、当第3四半期連結累計期間において売上高3,763百万円、営業利益29百万円を記録しています。健康意識の高まりを背景に、同社のオーガニック商品やプラントベース商品が好調に推移していることがうかがえます。
企業情報
企業名: 株式会社創健社
証券コード: 74130
決算期: 3月期
株式会社創健社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社創健社の決算日は3月31日です。決算期は3月期で、第3四半期の決算報告が本日行われました。
主な事業
株式会社創健社は、健康自然食品の卸売業を主な事業としています。天然素材にこだわり、食品添加物の使用を最小限に抑えたオーガニック商品を中心に展開しています。また近年では、ベジタリアンやビーガンニーズに応えるプラントベース商品の取り扱いも増やしています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間において、株式会社創健社の売上高は3,763百万円と前年同期比で1.7%増と堅調に推移しました。一方で、営業利益は29百万円で前年同期比8.6%減となりました。売上総利益率は24.9%と、前年同期比0.2ポイント減少しています。
売上・利益の推移
株式会社創健社の過去3年間の連結業績をみると、売上高は4,846百万円、4,847百万円、3,763百万円と推移しており、利益面では経常利益が30百万円、36百万円、32百万円となっています。現在の第6次中期経営計画では、目標の営業利益額を達成すべく役員・社員一丸となって取り組んでいます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社創健社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は3,289百万円となっています。前期末と比べて385百万円増加しています。これは、受取手形及び売掛金の増加や商品及び製品の増加などが主な要因です。
資産の部
流動資産は2,677百万円で前期末比336百万円増、固定資産は611百万円で前期末比49百万円増となっています。特に受取手形及び売掛金が大きく増加しています。
負債の部
負債合計は2,172百万円で前期末比358百万円増しています。これは主に支払手形及び買掛金の増加によるものです。
純資産の部
純資産合計は1,117百万円で前期末比26百万円増しました。利益剰余金の増加やその他有価証券評価差額金の増加が主な要因です。
ROAとROE
株式会社創健社のROA(総資産利益率)は年間ベースで1.0%前後で推移しています。一方、ROE(自己資本利益率)は2~3%前後となっています。創業55年を越える老舗企業ながら、利益率の改善が課題となっています。中期経営計画では収益性の向上を目指しています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、前期のキャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローが52百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが27百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが17百万円のマイナスとなっています。今後のキャッシュ管理に注目していく必要があります。
配当の支払額
株式会社創健社は、年1回の期末配当を行っています。当期(2023年3月期)の1株当たりの配当金は10円で、前期と同額の水準となっています。配当性向は40%前後で推移しており、株主への利益還元にも注力しています。
今後の展望
株式会社創健社は、第6次中期経営計画「新たな成長に向けた価値観の向上」(2023年4月1日~2026年3月31日)をスタートさせました。この計画では、オーガニック商品やプラントベース商品の拡販に加え、ブランド力の強化にも注力していく方針です。健康意識の高まりを追い風に、さらなる成長を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社創健社は、健康自然食品の卸売業として安定した事業基盤を築いてきました。当期の業績は前年同期比微増となっており、オーガニック商品やプラントベース商品などの販売好調がうかがえます。しかし、利益面では課題も残されています。今後のブランド力強化と収益性の改善に期待が寄せられています。
株式会社創健社の決算日や配当についてまとめました。
株式会社創健社の決算日は3月31日で、3月期の決算を行っています。同社は年1回の期末配当を実施しており、1株当たりの配当金は10円と前期と同額の水準を維持しています。健康食品への需要が高まる中、同社が目指す中期経営計画の実現に注目が集まります。