小野建株式会社の第75期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

小野建株式会社の決算報告書をご覧いただきありがとうございます。今回の決算では、売上高が前年同期比10.7%増の2,129億24百万円に増加し、一方で利益面では営業利益が前年同期比17.1%減の60億88百万円となりました。これは主に販売費及び一般管理費の上昇によるものですが、依然として高水準の収益を維持しています。今後の展望については、大型案件や物流施設の需要の取り込みなどにより好調に推移する見込みです。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 小野建株式会社
証券コード: E01324
決算期: 3月期

小野建株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

小野建株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期の決算は12月31日に行われ、2月13日に四半期報告書を提出しています。年間の決算業績は5月に発表されます。

主な事業

小野建株式会社は、鉄鋼商品の販売事業建材商品の販売事業・工事請負事業を展開しています。鉄鋼商品では、鋼板、条鋼、丸鋼、線材などを取り扱い、建材商品では屋根材やサッシ、内装材などの建築資材を販売しています。また、工事請負事業では、オフィスビルや商業施設などの建設工事を手掛けています。全国に支店を展開し、幅広い地域に商品を供給しています。

今期の業績と利益率は?

今期の決算では、売上高が2,129億24百万円と前年同期比10.7%の増収となり、好調に推移しています。一方、利益面では、営業利益が60億88百万円と前年同期比17.1%の減益となりました。これは、販売費及び一般管理費の増加が影響したためです。しかし、経常利益率は2.9%と高水準を維持しており、安定した収益基盤を有しています。

売上・利益の推移

小野建株式会社の売上高は、過去3年間で9,950億円から2,129億24百万円へと増加しています。一方で、経常利益は7,023百万円から6,178百万円へと減少しています。これは、原材料価格の高騰や人件費の上昇など、コスト増加要因の影響が大きかったためです。ただし、売上高に対する経常利益率は約3%と、健全な収益性を維持しています。

四半期連結貸借対照表について

小野建株式会社の総資産は2,057億円となり、前期末比170億11百万円の増加となりました。これは主に、電子記録債権の増加設備投資に伴う有形固定資産の増加によるものです。一方、負債合計は1,126億27百万円で、前期末比142億59百万円の増加となりました。これは長期借入金の増加が主な要因です。

資産の部

資産の部では、電子記録債権が69億14百万円増加し、有形固定資産が124億92百万円増加しました。これは主に静岡センター、福山営業所、佐賀営業所などの新設や拡充に伴う投資によるものです。一方で、受取手形、売掛金が20億28百万円減少しました。

負債の部

負債の部では、短期借入金が16億12百万円減少した一方で、長期借入金が135億65百万円増加しました。これは、設備投資に伴う資金調達によるものです。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が21億90百万円増加し、純資産合計が930億73百万円となりました。自己資本比率は44.9%と、健全な財務基盤を維持しています。

ROAとROE

小野建株式会社のROA(総資産利益率)は年間3.7%ROE(自己資本利益率)は年間7.5%となっています。ROAは前期比0.4ポイント減少しましたが、依然として一定水準を維持しています。一方、ROEは前期比0.6ポイント減少したものの、7%台を維持しています。これは、利益確保と資産・自己資本の効率的運用に努めた結果と言えます。

キャッシュフロー

小野建株式会社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが72億円のプラスとなり、前期に比べて大幅に増加しました。これは主に、売上債権の減少によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは176億円のマイナスとなっています。これは主に設備投資に伴う支出の増加によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは長期借入金の調達などがあり、114億円のプラスとなりました。

配当の支払額

小野建株式会社は、年間配当金を80円と前期比4円増配しています。これは、業績が好調に推移したことから、株主還元を強化したものです。配当性向は約47.5%となっており、株主への利益還元を重視した財務政策を実施しています。

今後の展望

小野建株式会社は、建設工事向け鋼板や工事請負事業の受注増により、売上高は堅調に推移する見込みです。また、静岡センターの新設や福山、佐賀、山口営業所の設備投資を進めており、更なる事業拡大が期待されます。一方で、原材料価格高騰や人件費の上昇などコスト増加圧力が続くものの、経営効率化により収益性の維持を目指しています。今後も、鉄鋼・建材事業の強化と収益基盤の拡大に取り組んでいきます。

編集部のまとめ

小野建株式会社の決算内容をご紹介しました。同社は、鉄鋼・建材の販売と建設工事を手掛ける総合建材商社です。売上高は堅調に推移し、利益も高水準を維持しています。また、旺盛な投資需要を取り込むための設備投資にも積極的に取り組んでいます。今後も、需要に応じた商品供給体制の強化や収益性の向上に努め、企業価値の向上を目指していくことが期待されます。

小野建株式会社の決算日や配当についてまとめました。

小野建株式会社の決算日は3月31日、第3四半期決算は12月31日となっています。年間配当金は80円と前期より4円増額しており、配当性向は約47.5%です。株主還元を重視した安定的な配当政策を継続していることが分かりました。

タイトルとURLをコピーしました