中山福株式会社の第78期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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中山福株式会社(証券コード:74420)の2023年12月期第3四半期の決算が発表されました。今回の決算は、消費者の節約志向の高まりによって日用品の販売数が減少したものの、物価上昇への対応や収益性の高い事業の好調により、一定の収益を確保できたようです。

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企業情報

企業名: 中山福株式会社
証券コード: 74420
決算期: 2023年4月1日~2024年3月31日

中山福株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

中山福株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日までの業績を報告しています。

主な事業

中山福株式会社は、日用品の卸売りを主な事業としています。台所用品、収納用品、行楽・レジャー用品などの幅広い商品群を取り扱っています。また、プラスチック日用品の製造インテリア用品の製造・販売も手掛けています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の売上高は294億8百万円となり、前年同期比で3.8%減となりました。一方、収益性の高い「プラスチック日用品製造事業」と「インテリア用品製造・販売事業」が好調だったものの、物価上昇による原価高騰の影響などにより、経常利益は33百万円と前年同期比で92.4%減となりました。

売上・利益の推移

中山福株式会社は、近年売上高が300億円前後を推移しており、経常利益は5億円前後で推移してきました。しかし、今回の第3四半期は消費者の節約志向の高まりにより、売上高は前年同期比で減少したものの、収益性の高い事業の好調などから一定の利益を確保できています。

四半期連結貸借対照表について

中山福株式会社の総資産は353億15百万円と、前期末に比べて39億28百万円増加しています。これは主に、現金及び預金、受取手形及び売掛金が増加したことによるものです。

資産の部

流動資産は239億14百万円と前期末に比べ38億37百万円増加しました。一方、固定資産は114億1百万円と前期末に比べ91百万円増加しています。

負債の部

流動負債は117億25百万円と前期末に比べ42億73百万円増加しました。これは主に、支払手形及び買掛金や短期借入金の増加によるものです。一方、固定負債は18億95百万円と前期末に比べ2億73百万円減少しています。

純資産の部

純資産合計は216億94百万円と前期末に比べ71百万円減少しています。これは主に、剰余金の配当により減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益65百万円の計上や、その他有価証券評価差額金の増加により、ある程度補填されています。

ROAとROE

中山福株式会社のROAは前期末の2.4%から当第3四半期は0.1%に低下しています。これは、総資産が増加したものの、経常利益が大幅に減少したためです。一方、ROEは前期末の3.4%から当第3四半期は0.3%に低下しています。これは、純利益が大幅に減少したことが主な要因です。

キャッシュフロー

中山福株式会社は、当第3四半期において営業キャッシュフロー16億47百万円の増加となりました。これは、売上債権や棚卸資産の増加があったものの、仕入債務の増加などによるものです。また、投資活動によるキャッシュフローでは1億52百万円の減少、財務活動によるキャッシュフローでは1億48百万円の増加となっています。

配当の支払額

中山福株式会社は、期末配当金を1株当たり10円支払っています。前期との比較では2円減少しており、業績の影響を受けていることがうかがえます。

今後の展望

中山福株式会社は、物価上昇や消費者の節約志向の高まりといった厳しい経営環境に直面していますが、収益性の高い事業の強化や新たな商品の開発など、経営基盤の強化に取り組んでいます。今後も、変化する市場動向に柔軟に対応し、持続的な成長を目指していくことが期待されます。

編集部のまとめ

中山福株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、消費者の節約志向の高まりにより売上高が減少したものの、収益性の高い事業の好調により一定の利益を確保できています。総資産は前期末より増加し、キャッシュフローも良好な状況にあります。一方で、ROAやROEは低下傾向にあり、今後の業績回復に向けた取り組みが課題といえるでしょう。

中山福株式会社の決算日や配当についてまとめました。

中山福株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日までの業績を報告しています。配当は1株当たり10円で前期比2円減少しています。企業は厳しい経営環境に直面していますが、収益性の高い事業の強化などに取り組み、持続的な成長を目指しています。

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