株式会社良品計画の決算報告書の内容を、簡単にわかりやすくご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社良品計画
証券コード: E03248
決算期: 2024年8月期
株式会社 良品計画の決算日・決算時期(スケジュール)は?
2024年4月15日に、2023年9月1日から2024年2月29日までの第2四半期の決算報告書を提出しました。良品計画は8月決算の企業で、毎年8月末が決算期末となっています。
主な事業
良品計画は、「無印良品」ブランドを中核とした総合生活雑貨小売業を展開しています。商品は日用品から家具、雑貨、食品まで多岐にわたり、国内外で1,241店舗を展開しています。企業理念としては「人と自然とモノの望ましい関係と心豊かな人間社会」の実現を目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の業績は、営業収益が3,198億39百万円と前年同期比12.9%の増収となりました。営業利益は240億99百万円と、前年同期比136.8%の大幅な増益となりました。特に国内事業と東アジア事業が好調で、営業総利益率の改善が進みました。
売上・利益の推移
売上高は国内外の既存店売上が堅調に推移したことで、3期連続で増収となりました。また、価格改定の効果もあり、営業利益と経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益も大幅な増益となっています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期末の総資産は4,810億15百万円となり、前期末から273億円増加しました。主な増加要因は、商品の増加や有形固定資産、投資その他の資産の増加などです。一方、負債は1,943億7百万円と80億39百万円増加し、純資産は2,867億8百万円と192億61百万円増加しました。
資産の部
流動資産は3,046億49百万円と、前期末から112億36百万円増加しました。現金及び預金が1,148億99百万円と、前期末から2億84百万円減少しています。固定資産は1,763億66百万円と、前期末から163億64百万円増加しています。
負債の部
流動負債は1,269億59百万円と、前期末から35億88百万円増加しました。一方、固定負債は673億47百万円と、前期末から44億50百万円増加しています。
純資産の部
純資産は2,867億8百万円となり、前期末から192億61百万円増加しました。自己資本比率は58.8%と、前期末の58.1%から上昇しています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は5.0%、ROE(自己資本利益率)は8.0%となっています。前期と比べると、収益性が大幅に改善しているため、両指標とも上昇傾向にあります。これは、国内外の既存店売上が堅調に推移したことや、価格改定の効果など、収益性の改善が進んでいるためと考えられます。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動により278億17百万円の資金が増加しましたが、投資活動により183億34百万円の資金が減少し、財務活動により115億50百万円の資金が減少しました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は1,148億99百万円となりました。
配当の支払額
当社は年2回、期末配当と中間配当を行っています。当第2四半期では、1株当たり20円の中間配当を実施しました。また、2024年4月12日の取締役会で、次期の中間配当として1株当たり20円の配当を決議しています。
今後の展望
良品計画は、ESG経営のトップランナーを目指し、商品やサービス、店舗活動を通じて「感じ良い暮らしと社会」の実現に向けて取り組んでいます。今後も国内外での新規出店や既存店の改装、生活雑貨の拡充などを進め、収益力の一層の強化を目指します。
編集部のまとめ
良品計画の2024年8月期第2四半期の業績は大幅な増収増益となり、収益性が大きく改善しています。国内外での店舗網の拡大や、ESG経営に基づいた取り組みを進めることで、持続的な成長につなげていくことが期待されます。今後の成長にも注目が集まりそうです。
株式会社 良品計画の決算日や配当についてまとめました。
良品計画は8月決算の企業で、毎年8月末が決算期末となっています。配当は年2回、期末配当と中間配当を実施しており、今期の中間配当は1株当たり20円が支払われました。良品計画は今後も着実な成長を遂げていくことが期待されます。