株式会社ヤギの第112期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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株式会社ヤギの2023年12月期第3四半期決算が公表されました。売上高は624億6,044万円と前年同期比2.9%減でしたが、営業利益は24億7,270万円と105.0%増加するなど、健全な業績を残すことができました。この記事では、株式会社ヤギの業績動向や財務状況について詳しくご紹介します。

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企業情報

企業名: 株式会社ヤギ
証券コード: E02825
決算期: 3月期

株式会社ヤギの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ヤギの決算日は3月31日です。第3四半期は12月31日が属する四半期の決算となります。決算発表のスケジュールは、年4回行われ、第1四半期決算は8月、第2四半期(中間期)決算は11月、第3四半期決算は2月、本決算は6月に行われます。

主な事業

株式会社ヤギは、マテリアル事業、ライフスタイル事業、アパレル事業、ブランド・リテール事業、不動産事業の5つの事業を展開しています。マテリアル事業では合成繊維や天然繊維の製造・販売、ライフスタイル事業では清掃関連商品やスポーツ関連商品の販売、アパレル事業では衣料品の企画・製造・販売、ブランド・リテール事業では自社ブランド製品の販売、不動産事業では不動産の賃貸・管理を行っています。幅広い事業領域を持つ総合商社として、グループ全体の収益力強化に取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が624億6,044万円と前年同期比2.9%減少しましたが、営業利益が24億7,270万円と105.0%増加、経常利益が26億3,543万円と81.3%増加しました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は17億7,667万円と162.6%増加と、大幅な増益となりました。これにより、経常利益率は4.2%となり、前年同期比2.0ポイントの増加を達成しています。

売上・利益の推移

株式会社ヤギの最近3年間の売上高と経常利益の推移を見ると、売上高は2022年3月期が864億2,220万円、2023年3月期が834億2,244万円と減少傾向にあります。一方、経常利益は2022年3月期が14億5,342万円、2023年3月期が26億3,543万円と大きく増加しており、収益性の改善が進んでいることがわかります。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の総資産は740億3,410万円で、前連結会計年度末と比べ14億1,289万円増加しています。これは主に投資有価証券が増加したためです。一方、負債合計は345億4,713万円と前連結会計年度末から1億3,559万円増加しました。純資産は387億8,698万円で、前連結会計年度末から25億1,037万円増加しています。自己資本比率は52.1%となっており、財務体質の健全性が維持されています。

資産の部

流動資産は565億9,660万円で、前連結会計年度末から1億4,372万円増加しました。これは電子記録債権が増加したためです。固定資産は178億3,750万円で、前連結会計年度末から12億6,326万円増加しました。これは投資有価証券が増加したためです。

負債の部

流動負債は255億6,472万円で、前連結会計年度末から24億2,923万円減少しました。これは支払手形及び買掛金が減少したためです。固定負債は100億8,240万円で、前連結会計年度末から13億2,584万円増加しました。これは長期借入金が増加したためです。

純資産の部

純資産合計は387億8,698万円で、前連結会計年度末から25億1,037万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益が17億7,667万円計上されたためです。

ROAとROE

株式会社ヤギのROA(総資産経常利益率)は3.5%と前年同期の2.0%から上昇しています。これは経常利益の大幅な増加によるものです。また、ROE(自己資本当期純利益率)は4.9%と前年同期の1.9%から大幅に上昇しており、自己資本の効率的な活用が進んでいることがわかります。収益性と資本効率性が改善されてきているといえるでしょう。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが38億8,090万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが△24億3,225万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが△5億1,835万円のマイナスとなりました。手元流動性を確保しながら、設備投資や借入金返済などの資金需要にも対応できる健全な財務体質を維持しています。

配当の支払額

株式会社ヤギは、2023年6月29日開催の定時株主総会において、1株当たり48円の配当を決議しました。前年同期の40円から増配となり、総額は3億9,816万円の配当を実施しています。株主還元に積極的に取り組んでいます。

今後の展望

株式会社ヤギは2026年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画「Heritage to the future」に取り組んでおり、「事業」「グローバル」「グループ経営」「人材」「ESG」の5つの基本戦略を掲げて、さらなる成長と企業価値の向上を目指しています。コロナ禍の影響が和らぐなか、インバウンド需要の回復や、新製品の投入などにより、引き続き収益力の強化に努めていく方針です。

編集部のまとめ

株式会社ヤギは、繊維事業を中心に、ライフスタイル、アパレル、ブランド、不動産など幅広い事業を展開する総合商社です。当第3四半期は収益力が大幅に改善し、経常利益率も4.2%と高水準となりました。中期経営計画に掲げる「選択と集中」の成果が着実に現れてきています。今後も、グローバル展開やDX化の推進など、様々な戦略を通じて業績の向上と株主還元の強化を図っていくことが期待されます。

株式会社ヤギの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ヤギの決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日が属する四半期の決算となります。2023年6月29日開催の定時株主総会において、1株当たり48円の配当が決議されました。株主還元に積極的に取り組んでおり、今後も業績の向上と株主価値の最大化に努めていくことが期待されます。

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