株式会社CAPITAの2023年12月期第3四半期決算報告書が公開されました。この企業は石油事業や自転車専門店などを手がけており、地域に密着した事業を展開しています。今期の業績は前年同期比で減収減益となりましたが、各事業部がコスト管理や新規顧客開拓などに努め、業績回復に向けて取り組んでいます。今後の動向に期待が高まります。
企業情報
企業名: 株式会社CAPITA
証券コード: E03252
決算期: 3月期
株式会社CAPITAの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社CAPITAの決算日は3月31日です。第3四半期決算の期間は2023年10月1日~12月31日となります。
主な事業
株式会社CAPITAは、石油事業と専門店事業を中心に事業を展開しています。石油事業では、ガソリンスタンドの運営や燃料油の卸売りを行っています。また、自転車専門店「コギー」の運営も手掛けており、自転車本体の販売やメンテナンスなどを行っています。さらに不動産事業にも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の業績は、売上高が23億14百万円、営業利益が47百万円と、前年同期比で減収減益となりました。主な要因は、石油事業における燃料油の販売数量の伸び悩みや原油価格高騰の影響です。一方で、油外製品の販売が好調に推移したことで収益力の維持に努めています。
売上・利益の推移
直近の売上高と利益の推移を見ると、2022年3月期は34億44百万円の売上高と9億33百万円の営業利益を計上しました。その後2023年3月期第3四半期では、売上高が23億14百万円、営業利益が47百万円と減少しています。コロナ禍からの回復基調にあるものの、資源高騰の影響が大きく出ている状況です。
四半期連結貸借対照表について
株式会社CAPITAの2023年12月末時点の財務状況をみると、総資産は29億85百万円となっています。このうち、流動資産は12億16百万円、固定資産は17億69百万円となっています。負債は14億76百万円で、内訳は流動負債が11億68百万円、固定負債が3億8百万円です。純資産は15億9百万円と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社CAPITAの収益性指標を見ると、ROA(総資産経常利益率)は1.3%、ROE(自己資本利益率)は1.7%となっています。前年同期と比較すると低下しているものの、依然として一定の収益力を維持できている水準です。今後の業績回復に期待がかかっています。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが1億76百万円の支出となっています。これは主に棚卸資産の増加によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは4億15百万円の支出で、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは4億39百万円の収入となっており、借入金の増加が主な要因です。
配当の支払額
株式会社CAPITAは、2023年6月の定時株主総会において、1株当たり2円の期末配当を実施しています。また、当第3四半期累計期間においても、1株当たり2円の中間配当を実施しており、株主還元にも力を入れています。
今後の展望
株式会社CAPITAは、安全・安心と安定供給を最優先として、経営資源の有効活用に取り組んでいきます。石油事業部門では、販売数量の回復と収益性の向上、油外製品の強化に注力します。専門店事業の「コギー」では、SNSなどを活用した集客活動や作業の効率化などに努め、利益率の改善を図ります。また、不動産事業でも安定した収益を確保できるよう取り組んでいきます。
編集部のまとめ
株式会社CAPITAは、石油事業や自転車専門店などのライフラインを支える事業を手がける企業です。今期の業績は前年同期比で減収減益となりましたが、各事業部が環境の変化に合わせて柔軟に対応し、収益力の改善に取り組んでいます。特に、油外製品の強化や中古車販売の拡大など、新たな収益源の開拓にも注力しています。今後の業績回復に期待が高まります。
株式会社CAPITAの決算日や配当についてまとめました。
株式会社CAPITAの決算日は3月31日で、第3四半期決算期間は2023年10月1日~12月31日です。配当については、2023年6月の定時株主総会で1株当たり2円の期末配当を実施し、当第3四半期累計期間でも1株当たり2円の中間配当を行っています。株主還元にも力を入れている企業といえます。