ムラキ株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました!売上高は前年同期比0.9%増と順調に推移しています。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比38.8%増と大幅な増益となりました。ムラキはカーケア関連商品の販売事業を主力としており、SSでの売れ筋商品の提案や新規顧客の獲得に注力しているようですね。
企業情報
企業名: ムラキ株式会社
証券コード: E02836
決算期: 3月期
ムラキ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ムラキ株式会社は3月期決算を行っています。具体的な決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行われます。決算発表は翌月の第2週頃に行われます。
主な事業
ムラキ株式会社はカーケア関連商品の販売を主な事業としています。具体的には自動車補修部品、自動車ケミカル、自動車用品、自動車車内小物、SS備品、冷暖房用品、販促ギフト、店装器具などを取り扱っています。SSを中心に、カーユーザーへの幅広い商品を提供しているのが同社の特徴です。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の売上高は5,790百万円と前年同期比0.9%増と伸長しました。一方で、営業利益は219百万円と前年同期比5.6%減となりました。
しかし、親会社株主に帰属する四半期純利益は219百万円と前年同期比38.8%増と大幅な増益となっています。
売上・利益の推移
ムラキ株式会社の過去3年間の売上高は7,334百万円、5,738百万円、5,790百万円と推移しています。また、経常利益は155百万円、249百万円、236百万円となっています。
売上高は前年から若干増加に転じ、経常利益も高水準を維持しているようです。
四半期連結貸借対照表について
ムラキ株式会社の2023年12月期第3四半期末の連結貸借対照表を見ると、総資産は4,140百万円、負債合計は1,500百万円、純資産合計は2,640百万円となっています。
資産の部
流動資産は2,971百万円で、前期末比193百万円増加しています。主な増加は受取手形及び売掛金の313百万円増加です。固定資産は1,169百万円で、前期末比88百万円増加しています。
負債の部
流動負債は1,175百万円で、前期末比102百万円増加しています。主な増加は支払手形及び買掛金の178百万円増加です。固定負債は324百万円で、前期末比19百万円減少しています。
純資産の部
純資産合計は2,640百万円で、前期末比199百万円増加しています。これは利益剰余金が191百万円増加したことが主な要因です。自己資本比率は63.8%と高水準を維持しています。
ROAとROE
ムラキ株式会社のROA(総資産利益率)は前期3.2%、当第3四半期累計期間は年換算で5.8%となっています。また、ROE(自己資本利益率)は前期5.1%、当第3四半期累計期間は年換算で8.4%と、いずれも改善傾向にあります。
これは主に売上高の回復と利益率の改善によるものと考えられます。
キャッシュフロー
ムラキ株式会社の四半期連結キャッシュ・フロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは165百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは42百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは270百万円の支出となっています。
現金及び現金同等物の当第3四半期末残高は1,370百万円と、引き続き安定した財務体質を維持しています。
配当の支払額
ムラキ株式会社は年2回の配当を実施しています。当期は中間配当として1株当たり10円、期末配当も1株当たり10円を予定しており、年間配当は1株当たり20円となる見込みです。
連結配当性向は前期12.7%、当期は年間で約13%程度となる見込みです。
今後の展望
ムラキ株式会社は「新」提案営業の定着やSSの新規開拓などにより、今後も売上高の増加が期待されます。また、仕入価格及び数量のコントロールにも注力しており、利益率の改善も見込まれます。
総合すると、ムラキ株式会社は順調な業績推移が続くと考えられ、引き続き注目していく必要がありますね。
編集部のまとめ
ムラキ株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を上回る好決算となりました。
主力のカーケア関連商品の販売が好調で、特に高付加価値商品の販売が伸びた模様です。今後も新規顧客の獲得や提案営業の強化などにより、さらなる業績拡大が期待できそうです。
株主還元面でも安定的な配当政策を維持しており、投資家にとっても魅力的な企業だと言えるでしょう。
ムラキ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ムラキ株式会社は3月決算を行っており、四半期決算は6月、9月、12月に実施しています。配当は年2回、中間配当と期末配当を予定しており、今期の年間配当は1株当たり20円を見込んでいます。
今回の第3四半期決算では、売上高、利益ともに前年同期を上回る好調な結果となっており、今後の業績にも期待が高まります。