岡谷鋼機株式会社の第88期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

こんにちは!株式投資や決算報告に興味のある方向けのブログ記事をお届けします。今回は、岡谷鋼機株式会社の決算状況を分析しました。この企業は、鉄鋼や情報・電機、産業資材などさまざまな分野で事業を展開している総合商社です。最近では環境対応やデジタル化にも力を入れており、着実に業績を伸ばしている企業です。

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企業情報

企業名: 岡谷鋼機株式会社
証券コード: 74850
決算期: 2月期

岡谷鋼機株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

岡谷鋼機株式会社の決算期は2月期です。具体的な決算日は2月28日で、四半期決算は5月、8月、11月、2月に公表されます。

主な事業

岡谷鋼機株式会社は、鉄鋼、情報・電機、産業資材、生活産業の4つの事業セグメントで事業を展開しています。鉄鋼では建材や自動車向けを中心に取り扱っており、情報・電機では半導体関連の電子部品、産業資材では自動車や航空機関連の部品・素材を扱っています。また、生活産業では配管資材や食品の輸入・販売などを手掛けています。このように幅広い事業領域を持っているのが特徴です。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の売上高は8,196億円と前年同期比で12.9%の増収となりました。また、営業利益は247億円経常利益は275億円親会社株主に帰属する四半期純利益は184億円と、いずれも前年同期を上回りました。特に経常利益の増加率が4.7%と高く、収益性の向上が見られます。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高と利益の推移を見てみると、売上高は順調に増加してきました。一方、利益面では経常利益は安定して推移しているものの、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比で1.0%減少しています。これは特別損失の計上などが影響したためですが、基礎的な収益力は健全に保たれていると言えるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の総資産は7,825億円となり、前連結会計年度末に比べて658億円増加しました。主な要因は、売上債権の増加や株価上昇に伴う投資有価証券の評価額上昇です。一方、負債は4,266億円で、前連結会計年度末比148億円の増加となりました。これは主に繰延税金負債の増加によるものです。

資産の部

流動資産は4,833億円で、前連結会計年度末比167億円増加しました。主な増加要因は受取手形や売掛金の増加です。固定資産は2,992億円で、491億円の増加となりました。こちらは投資有価証券の評価額上昇が主な要因です。

負債の部

流動負債は3,548億円で、前連結会計年度末比32億円増加しました。固定負債は717億円で、116億円増加しました。この増加は主に繰延税金負債の増加によるものです。

純資産の部

純資産は3,559億円で、前連結会計年度末比509億円増加しました。これは利益剰余金やその他有価証券評価差額金の増加によるものです。自己資本比率は43.2%と、健全な水準を維持しています。

ROAとROE

ここ数年のROAは4.5%前後で推移しており、ROEは7.7%前後となっています。ROAは収益性を示す指標で、ROEは資本の効率性を示す指標ですが、両指標とも健全な水準にあると評価できます。特にROEは目標の10%前後に近づいてきており、株主価値の向上にも寄与していると言えるでしょう。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは黒字基調を維持しており、財務体質は比較的健全です。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは設備投資などでマイナスとなっています。ただし、自己資本比率が43.2%と高水準であり、今後の成長に向けた投資余力もあると考えられます。

配当の支払額

岡谷鋼機株式会社は、年2回の配当を実施しています。直近では、期末配当125円、中間配当125円の年間250円の配当を行っています。この水準は過去数年間ほぼ変わっておらず、安定的な配当政策を実施していると言えます。今後も業績に応じた適切な水準の配当を継続していくことが期待されます。

今後の展望

岡谷鋼機株式会社は、SDGsへの取り組み強化デジタル技術の活用など、ESG経営の推進にも力を入れています。また、成長分野への投資や事業領域の拡大にも注力しており、中長期的な企業価値向上が期待できます。引き続き、業績と株主還元の両立を図りつつ、サステナブルな経営を推進していくことが重要だと考えられます。

編集部のまとめ

岡谷鋼機株式会社は、鉄鋼、情報・電機、産業資材、生活産業の4つの事業セグメントで安定的な収益を上げています。今期の業績は増収増益となり、収益性も改善傾向にあります。また、財務体質も健全で、株主還元も安定的に行われています。今後は環境対応やデジタル化など、新たな成長分野にも注力していくことが期待されます。中長期的に見ても、同社の展開する事業領域は堅調に推移する可能性が高いと考えられます。

岡谷鋼機株式会社の決算日や配当についてまとめました。

岡谷鋼機株式会社の決算期は2月期で、具体的な決算日は2月28日です。四半期決算は5月、8月、11月、2月に公表されます。また、配当は年2回実施しており、直近では期末配当125円、中間配当125円の年間250円の水準を維持しています。今後も安定的な配当政策が期待できる企業だと言えるでしょう。

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