株式会社高速の決算報告書の内容をご紹介します。国内大手の包装資材メーカーである同社は、日本の食品流通を支える重要な役割を担っています。安定供給と新製品開発に力を注ぎ、業界のリーディングカンパニーとして高い評価を得ています。この度の決算では、売上高・経常利益・純利益ともに過去最高を更新した良好な業績を達成しました。今後も業界トップの地位を維持し、企業価値の向上に努めていくことでしょう。
企業情報
企業名: 株式会社高速
証券コード: E02850
決算期: 2023年3月期
株式会社高速の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社高速の決算日は3月31日です。決算は年4回行われ、第1四半期(4月-6月)、第2四半期(7月-9月)、第3四半期(10月-12月)、期末(1月-3月)の決算を公表しています。
主な事業
株式会社高速は、包装資材の製造・販売を主要な事業としています。具体的には、食品容器、フィルム・ラミネート、紙製品・ラベル、段ボール製品などを幅広く手がけています。主要顧客は食品メーカーや小売店などで、食品流通を支える重要な役割を担っています。また、機械・設備資材・消耗材の販売も行っており、お客様のニーズに幅広く対応しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高814億44百万円、経常利益38億27百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益25億85百万円と、いずれも過去最高を更新しました。利益率も10%を超える高水準を維持しており、収益力の高さが特徴です。
売上・利益の推移
近年、同社は売上高・経常利益・純利益ともに順調に増加しています。売上高は2021年3月期の889億50百万円から2023年3月期の当第3四半期時点で814億44百万円と、2年連続で過去最高を更新しています。経常利益も同様に2021年3月期の39億30百万円から2023年3月期の当第3四半期時点で38億27百万円と、過去最高を更新しています。同社は業界トップの地位を維持しながら、収益力の高さを示しています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が635億97百万円と大きな規模を誇っています。主な資産は、受取手形、売掛金及び契約資産211億67百万円、商品及び製品71億49百万円などです。一方、負債は273億92百万円で、主な負債は支払手形及び買掛金124億74百万円、電子記録債務101億44百万円などです。純資産は362億5百万円と、高い財務健全性を維持しています。
ROAとROE
同社のROAは5.8%、ROEは7.1%となっています。これらの指標は業界トップレベルにあり、高い収益性と資本効率性を示しています。総資産利益率であるROAは、利益の拡大により過去最高水準に達しています。また、自己資本利益率のROEも高い水準を維持しており、投資家から高い評価を得ています。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローは安定的に推移しています。営業活動によるキャッシュフローは高い収益力を反映して増加傾向にあり、設備投資を賄える水準にあります。一方で、返済債務の圧縮などにより財務活動によるキャッシュフローはマイナスとなっています。総じて、健全な財務基盤を維持しながら、成長投資にも積極的に取り組む姿勢が見られます。
配当の支払額
同社は、株主還元の一環として安定的な配当を行っています。当期の年間配当金は1株当たり47円(予想)で、前期より4円増配となる見込みです。配当性向は35%前後を目安としており、着実な増配を続けています。株主還元を重視する同社の姿勢が窺えます。
今後の展望
同社は、食の流通を支え、食の安全安心に貢献するという社会的役割を果たすべく、引き続き積極的な投資を行っていきます。また、新製品開発やサービスの拡充にも注力し、業界トップの地位を確固たるものにすることで、企業価値の向上を目指しています。急激な環境変化の中でも、同社の高い競争力と経営力が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社高速は、食品流通を支える包装資材メーカーとして国内トップクラスの企業です。当四半期の業績は過去最高を更新し、高い収益力と財務体質を示しました。また、安定的な配当や積極的な設備投資など、企業価値向上に向けた取り組みを行っています。今後も業界トップの地位を維持しつつ、さらなる成長を遂げていくことが期待されます。
株式会社高速の決算日や配当についてまとめました。
株式会社高速の決算日は3月31日で、年4回の決算を行っています。また、同社は安定配当を実施しており、当期の年間配当金は1株当たり47円(予想)と、前期より4円増配となる見込みです。株主還元を重視する同社の姿勢が窺えます。