ワタミ株式会社の第38期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

フードサービス
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

ワタミ株式会社の今期決算が発表されました。業績が大幅に改善しており、新型コロナウイルス感染症の収束に伴う行動制限の撤廃により、主力の国内外食事業が着実に回復しているようです。また、これまで取り組んできた固定費削減や業態の見直しなども奏功し、売上や利益が大幅に伸びているのが特徴的ですね。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: ワタミ株式会社
証券コード: 75220
決算期: 3月期

ワタミ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ワタミ株式会社の決算は、3月31日を期末日としており、年1回の4月から3月までの会計年度で決算が行われます。四半期決算も行っており、第1四半期、第2四半期、第3四半期、期末の年4回の決算が行われています。

主な事業

ワタミ株式会社は、居酒屋チェーン「ミライザカ」焼肉店「焼肉の和民」などの外食事業、宅配弁当事業環境事業農業事業など、多岐にわたる事業を展開しています。特に外食事業とそれを支える食品等の調達・加工を手がける海外事業が中核となっています。

今期の業績と利益率は?

ワタミ株式会社の当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が62,555百万円と前年同期比で5.7%増と大幅に改善しました。また、営業利益は3,402百万円と前年同期比で257.6%増と大幅な増益となりました。これは新型コロナウイルス対応に伴う行動制限の緩和で外食需要が回復したことや、固定費削減などのコスト効率化が奏功したためです。

売上・利益の推移

ワタミ株式会社の売上高と利益の推移を見ると、新型コロナウイルス感染症の影響が大きかった前期(2022年3月期)から大きく回復しています。売上高は前期の77,922百万円から当第3四半期累計では62,555百万円と減少していますが、経常利益は前期の3,883百万円から当第3四半期累計では4,674百万円と20.9%増加しています。外食事業の回復と固定費削減が奏功した結果と言えるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

資産の部

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は55,955百万円で、前期末比1,095百万円減少しています。流動資産は40,672百万円で、前期末比1,323百万円減少しました。固定資産は15,282百万円で、前期末比228百万円増加しました。

負債の部

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は33,003百万円で、前期末比6,239百万円減少しています。流動負債は15,223百万円で、前期末比2,366百万円減少しました。固定負債は17,780百万円で、前期末比3,873百万円減少しました。これは、主に有利子負債の返済が進んだことによるものです。

純資産の部

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は22,951百万円で、前期末比5,144百万円増加しています。資本金は4,910百万円、資本剰余金は16,190百万円、利益剰余金は62百万円となっています。自己資本比率は40.8%と前期末の30.9%から大幅に改善しています。

ROAとROE

ワタミ株式会社のROA(総資産利益率)は前期の2.9%から当第3四半期累計では7.0%と大幅に改善しています。また、ROE(自己資本利益率)も前期の9.4%から当第3四半期累計では20.2%と大幅に改善しています。これは、新型コロナ禍からの回復と固定費の削減が奏功し、収益性が大幅に向上したことが主な要因です。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが4,132百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが2,746百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが5,580百万円の支出となりました。現金及び現金同等物の当第3四半期連結会計期間末残高は7,615百万円で、前期末から4,011百万円減少しています。

配当の支払額

ワタミ株式会社は当期の配当金について、普通株式1株当たり7.50円、A種優先株式1株当たり4,000,000円を支払うことを決定しました。前期と比べると、普通株式の配当金は増加しています。

今後の展望

ワタミ株式会社は、新型コロナウイルス感染症の収束に伴う行動制限の撤廃により、主力の外食事業が回復基調にあると見ています。また、これまで推進してきた店舗ネットワークの見直しや生産性の向上、コスト削減策の効果も発揮されてきています。今後は、この好調な業績を維持し、更なる企業価値の向上を目指していくものと期待されます

編集部のまとめ

ワタミ株式会社の当期決算は、新型コロナ禍からの回復基調が鮮明になってきたことが特徴的です。主力の外食事業が収益を伸ばし、全体としても売上高、営業利益、経常利益が大幅に改善しています。また、財務体質の改善も進み、自己資本比率の上昇などが確認できます。今後も新規業態の展開や海外事業の拡大などにより、持続的な成長が期待できそうです。

ワタミ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ワタミ株式会社の決算は年1回3月31日を期末日としており、四半期決算も行っています。配当は普通株式が1株当たり7.50円、A種優先株式が1株当たり4,000,000円となりました。新型コロナ禍の影響からの回復基調が鮮明になってきた同社の決算は、売上高、利益ともに大幅な改善が見られ、持続的な成長が期待されます。

タイトルとURLをコピーしました