アールビバン株式会社の最新の四半期決算が公開されました。絵画や版画の販売を主力事業とするアート関連会社の業績は好調で、売上高や利益が前年同期を大きく上回る結果となりました。今後の新規顧客開拓や事業多角化に期待が高まります。
企業情報
企業名: アールビバン株式会社
証券コード: 75230
決算期: 3月期
アールビバン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
アールビバン株式会社の決算日は3月31日です。四半期決算は6月、9月、12月の最終月の最終日に行われ、その後2ヶ月以内に四半期報告書を提出しています。
主な事業
アールビバン株式会社は、絵画、美術品、インテリア雑貨の販売を主力事業としている企業です。「アート関連事業」のほかに、クレジット事業や健康産業事業も手掛けています。
創業40周年を迎えた同社は、アートを通じて「豊かな生活(くらし)」を提案し、多くのお客様に夢や希望を感じてもらえる事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高8,396百万円(前年同期比2.5%増)、営業利益2,166百万円(同16.2%増)、経常利益2,410百万円(同28.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,568百万円(同11.0%増)となりました。
主力の「アート関連事業」が好調に推移したことで、営業利益率は25.8%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
アールビバン株式会社の過去3年間の連結業績をみると、売上高は10,724百万円、経常利益は2,102百万円となっており、堅調に推移しています。
中でも「アート関連事業」が売上高の73.5%、営業利益の62.5%を占めるなど、同社の中核事業として大きな位置を占めています。
四半期連結貸借対照表について
アールビバン株式会社の四半期連結貸借対照表では、総資産が34,507百万円となっています。
前期末比では1,588百万円の増加となっています。
資産の部
流動資産は28,480百万円と大半を占め、現金及び預金、商品及び製品、売掛金などが主な内訳となっています。
また、固定資産も6,026百万円と健全な水準を維持しています。
負債の部
負債合計は18,222百万円で、短期借入金や前受金などが主な内訳となっています。
固定負債は1,099百万円と低水準に抑えられており、健全な財務体質が維持できています。
純資産の部
純資産合計は16,284百万円で、自己資本比率は47.2%となっています。
これにより、資金調達力の高さと安定性の高さが確認できます。
ROAとROE
アールビバン株式会社のROA(総資産利益率)は6.1%、ROE(自己資本利益率)は10.1%となっています。
両指標とも前年同期と比べ上昇しており、財務体質の健全性と収益性の高さが確認できます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが1,451百万円のプラスとなっています。
これは主に、税金等調整前四半期純利益の計上によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは1,896百万円のマイナスとなっています。これは主に、投資有価証券の取得による支出によるものです。
また、財務活動によるキャッシュ・フローは1,583百万円のマイナスとなっています。これは主に、自己株式の取得と配当金の支払いによるものです。
配当の支払額
アールビバン株式会社は、1株当たり年間45円(中間15円、期末30円)の配当を実施しています。
株主還元に積極的な企業姿勢がうかがえます。
今後の展望
アールビバン株式会社は、引き続き「アート関連事業」を中心に成長スピードを加速させていく方針です。
新規顧客の獲得やブランドの強化、事業の多角化にも取り組み、中長期的な視点に立った経営基盤の強化を目指しています。
今後の業績拡大と株主還元の継続に期待が高まります。
編集部のまとめ
アールビバン株式会社の決算は、売上高、利益ともに前年同期比で増加と好調な結果となりました。
特に主力の「アート関連事業」が好調に推移しており、同社の収益性の高さが確認できます。
また、財務体質の健全性も維持されており、株主還元にも積極的な姿勢が窺えます。
今後も新たな挑戦を続けながら、安定的な業績拡大が期待できそうです。
アールビバン株式会社の決算日や配当についてまとめました。
アールビバン株式会社の決算日は3月31日で、四半期決算は6月、9月、12月に行われています。
配当については、1株当たり年間45円(中間15円、期末30円)の支払いを行っており、株主還元に積極的な姿勢がうかがえます。
今後も安定的な収益基盤を築きながら、株主の皆様への利益還元に努める方針のようです。