株式会社西松屋チェーンが2024年第1四半期の決算報告書を発表しました。オンラインショップ出店の増加などにより、売上高が前年同期比6.3%増の497億円と好調でした。また、経常利益が51億円、四半期純利益が34億円と、いずれも前年同期を上回る結果となりました。
企業情報
企業名: 株式会社西松屋チェーン
証券コード: 75450
決算期: 2月20日
株式会社西松屋チェーンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社西松屋チェーンの決算日は2月20日です。第1四半期は2月21日~5月20日の期間となっています。
主な事業
株式会社西松屋チェーンは、ベビー・子供の生活関連用品の販売事業を行っています。全国に1,120店舗を展開しており、北海道から沖縄まで全国47都道府県にわたって店舗網を広げています。衣料品やおむつ、粉ミルク、玩具など、子育て家庭に必要な商品を幅広く取り扱っています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は497億円と前年同期比6.3%増加しました。また、営業利益は49億円、経常利益は51億円と、いずれも前年同期を上回る結果となっています。特にオンラインショップ出店の増加が順調に推移したことが業績向上の要因です。
売上・利益の推移
過去3年の売上高は177,188百万円(前期)、177,154百万円(前々期)と、ほぼ横ばいで推移していました。しかし今期は497億円と大幅に増加しており、業績は好調に推移しています。利益面でも、経常利益は過去3年で8,202百万円(前期)、8,390百万円(前々期)、5,121百万円(当期)と、当期は大幅な増益となっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社西松屋チェーンの四半期連結貸借対照表を確認すると、資産合計が1,454億円となっており、前期末から49億円増加しています。この増加の主な要因は、現金及び預金が29億円、売掛金が19億円それぞれ増加したためです。
資産の部
流動資産は1,091億円で、前期末から35億円増加しました。固定資産は363億円で、前期末から14億円増加しています。この増加の主な要因は、有形固定資産が4億円、投資その他の資産が10億円それぞれ増加したためです。
負債の部
負債合計は576億円で、前期末から22億円増加しました。この増加の主な要因は、電子記録債務が47億円増加した一方で、支払手形及び買掛金が29億円減少したためです。
純資産の部
純資産合計は877億円で、前期末から27億円増加しました。この増加の主な要因は、四半期純利益34億円の計上による利益剰余金の増加が寄与したためです。
ROAとROE
株式会社西松屋チェーンのROA(総資産経常利益率)は3.5%となっており、前期の5.8%から改善しています。また、ROE(自己資本利益率)も4.0%となっており、前期の9.6%から低下しています。これは、経常利益の増加に加え、自己資本の増加も寄与したためです。
キャッシュフロー
当第1四半期における営業キャッシュ・フローは26億円の純増となりました。これは、税引前四半期純利益51億円に加え、運転資本の増減等によるものです。一方、投資キャッシュ・フローは6億円の純減となり、財務キャッシュ・フローは10億円の純減となっています。全体としては、現金及び現金同等物が29億円増加しており、良好な財務体質を維持しています。
配当の支払額
株式会社西松屋チェーンは、2024年4月3日開催の取締役会において、1株当たり15円の期末配当を決議しました。これにより、年間配当は29円となります。株主への還元にも積極的に取り組んでいることがわかります。
今後の展望
株式会社西松屋チェーンは、オンラインショップ出店の拡大やワーク・ライフ・バランスの向上など、新しいニーズにも柔軟に対応しながら、さらなる成長を目指していく方針です。また、店舗網の拡大にも注力しており、今期は16店舗の新規出店を実施しました。引き続き、顧客ニーズに合わせた商品開発と、効率的な店舗運営によって、安定的な業績の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社西松屋チェーンの2024年第1四半期決算は、売上高、経常利益、四半期純利益のいずれも前年同期を上回る好調な結果となりました。特に、オンラインショップ出店の増加が順調に推移し、業績を牽引したことが大きなポイントです。今後も、新しい顧客ニーズに合わせた商品展開と、効率的な店舗運営により、さらなる成長が期待できそうです。株主への配当についても、1株当たり15円の期末配当を行うなど、株主還元にも力を入れていることが分かりました。
株式会社西松屋チェーンの決算日や配当についてまとめました。
株式会社西松屋チェーンの決算期は2月20日で、第1四半期は2月21日~5月20日の期間となっています。今期の業績は好調で、売上高が前年同期比6.3%増の497億円、経常利益が51億円と増益となりました。また、1株当たり15円の期末配当を実施する予定で、株主還元にも力を入れています。今後も、新しい顧客ニーズに合わせた商品展開と効率的な店舗運営で、さらなる成長が期待できそうです。