株式会社IDOMの2024年度第1四半期の決算報告書が発表されました。売上高は124,558百万円と前年同期比18.3%増と好調な結果でした。経常利益は4,314百万円と前年同期比60.0%の増加を示し、着実な成長を遂げています。店舗展開と売上の伸長により、親会社株主に帰属する当期純利益も2,901百万円と大幅な増加となりました。
企業情報
企業名: 株式会社IDOM
証券コード: 75990
決算期: 2月期
株式会社IDOMの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社IDOMの決算日は2月末日で、四半期決算は3月、6月、9月、12月の月末日に行われます。 毎年5月下旬には定時株主総会を開催し、決算報告などが行われます。
主な事業
株式会社IDOMの主な事業は、中古車販売や車検・整備などの自動車関連サービスを行う事業です。国内に約400店舗を展開し、全国規模でサービスを提供しています。中古車販売を中心としつつ、整備やオプション品の販売など、自動車に関連したさまざまな事業に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は？
今期の業績は大変良好で、売上高は124,558百万円、営業利益は4,449百万円と前年同期比で大幅な増加となりました。経常利益率は3.5%と高水準を維持しており、全体として収益性が高い状況にあります。
売上・利益の推移
直近3年間の売上高は2023年2月期419,852百万円、2024年2月期124,558百万円(第1四半期)と順調に増加しています。また、経常利益も2023年2月期15,826百万円、2024年2月期4,314百万円(第1四半期)と高水準を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社IDOMの2024年5月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は178,887百万円となっています。資産の部では現金及び預金が減少したものの、建物及び構築物や建設仮勘定が増加しています。一方、負債の部では1年内返済予定の長期借入金が減少しており、純資産は70,859百万円と前期末から増加しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が127,504百万円と前期末から5.1%減少しましたが、固定資産が51,382百万円と3.3%増加しています。店舗の新規出店に伴い建物及び構築物や建設仮勘定などの有形固定資産が増加しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が57,073百万円と前期末から9.9%減少しています。1年内返済予定の長期借入金の返済が進んだことが主な要因です。一方、固定負債は50,954百万円と0.4%増加しており、資産除去債務の増加などがあります。
純資産の部
純資産の部では、70,859百万円と前期末から1.3%増加しています。利益剰余金が増加したことが主な要因です。自己資本比率は39.1%と、堅固な財務基盤を維持しています。
ROAとROE
ROAは前期の8.6%から当期1.6%、ROEは前期16.4%から当期4.1%となっています。総資産が前期末から3%程度減少した一方、利益は伸びているため、収益性指標も上昇しています。今後の更なる事業拡大によりROAやROEの向上が期待できます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは4,611百万円のプラスとなっています。一方で、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっており、全体としてはキャッシュ・フローがマイナスになっています。今後も積極的な設備投資を行っていく方針のため、キャッシュ残高は減少傾向にあります。
配当の支払額
株式会社IDOMは、年間配当金を2024年2月期は19.78円を予定しています。前期の26.30円から減少していますが、収益力の高さを踏まえ、株主還元の充実にも努めています。
今後の展望
今後も新規出店や既存店の改装・拡充により、売上と収益の拡大が期待されます。また、自動車関連サービスのラインアップ拡充や新サービスの開発などにも注力していく方針です。中長期的に着実な成長を遂げていくことが期待できる企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社IDOMの2024年度第1四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を大幅に上回る好調な結果となりました。店舗網の拡充や付帯収益の獲得などが奏功した結果だと言えます。今後も新規出店やサービス拡充などを積極的に進め、さらなる成長を遂げていくことが期待できる企業です。
株式会社IDOMの決算日や配当についてまとめました。
株式会社IDOMの決算日は2月末日で、四半期決算は3月、6月、9月、12月の月末日に行われます。配当金は2024年2月期は1株当たり19.78円を予定しています。今後も堅調な業績を維持し、株主の皆様への利益還元にも努めていくことが期待されます。
