株式会社ポプラの2023年11月期の決算が発表されましたよ。ポプラは広島に本社を置くコンビニエンスストアブランドやフードサービスを展開する企業で、新型コロナ禍の影響を受けながらも回復基調を示しています。
企業情報
企業名: 株式会社ポプラ
証券コード: 76010
決算期: 2023年11月30日(第49期第3四半期)
株式会社ポプラの決算日・決算時期(スケジュール)は?
ポプラの決算日は2月末日で、年4回の四半期決算を行っています。今回の決算は2023年11月30日で第3四半期の決算となります。
主な事業
ポプラの主な事業は、スマートストア事業とコンビニエンスストア「ローソン・ポプラ」の展開です。スマートストア事業では「ポプラ」や「生活彩家」などのコンビニエンスストアを運営しています。また、弁当製造やスマートセルフ事業にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
ポプラの当第3四半期連結累計期間の業績は、営業総収入が9,431百万円と前年同期比5.8%減となりましたが、営業利益は319百万円と大幅に改善しました。特にローソン・ポプラ事業の営業利益が548百万円と前年同期比76.1%増と好調に推移しています。
売上・利益の推移
ポプラの直近3年間の売上推移をみると、2022年11月期が10,013百万円、2023年11月期の第3四半期累計が9,431百万円となっています。利益面では、2022年11月期の営業利益が21百万円、2023年11月期の第3四半期累計が319百万円と大幅に改善しました。
四半期連結貸借対照表について
ポプラの当第3四半期連結会計期間末の総資産は3,990百万円となり、前連結会計年度末と比べて118百万円増加しました。一方、負債合計は3,612百万円と、前連結会計年度末から953百万円減少しました。
資産の部
ポプラの当第3四半期連結会計期間末の資産は、流動資産が1,918百万円、固定資産が2,071百万円となっています。流動資産は前連結会計年度末から197百万円増加し、固定資産は79百万円減少しました。
負債の部
負債は、流動負債が1,781百万円、固定負債が1,831百万円となっています。流動負債は前連結会計年度末から751百万円減少し、固定負債も201百万円減少しました。
純資産の部
純資産は、377百万円となり、前連結会計年度末の負債超過からプラスに転じました。これは主に、700百万円の第三者割当増資を実施したことによります。
ROAとROE
ポプラのROA(総資産経常利益率)は、前年同期の0.3%から7.0%に改善しました。また、ROE(自己資本利益率)も前年同期の▲10.8%から93.3%に大幅に上昇しています。これは、収益力の改善と財務体質の強化により、収益性とリターンが高まったことを示しています。
キャッシュフロー
ポプラのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが398百万円の収入となり、投資活動によるキャッシュフローが▲114百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローが▲261百万円の支出となっています。全体としては前期に比べ収支が改善しており、財務基盤の強化が図られています。
配当の支払額
ポプラは当第3四半期累計期間において配当金の支払いは行っていません。今後の配当につきましては、業績の回復傾向を継続しつつ、内部留保の充実などを勘案しながら検討していくとしています。
今後の展望
ポプラは引き続き、既存店舗の収益性向上とフランチャイズ化推進による収益力の強化に努めます。また、冷凍食品製造事業やスマートセルフ事業の拡大など、新たな収益機会の創出にも取り組んでいく方針です。今後の業績に期待が高まっていますね。
編集部のまとめ
ポプラの2023年11月期第3四半期決算は、新型コロナ禍の影響からの着実な回復基調が確認できました。営業利益や純利益が大幅に改善し、財務体質の強化も進んでいるのが特徴です。今後も新規事業の拡大など、持続的な成長に向けた取り組みが期待されます。
株式会社ポプラの決算日や配当についてまとめました。
ポプラの決算日は2月末日で、年4回の四半期決算を行っています。今回は2023年11月期第3四半期の決算でした。配当については、前期に引き続き当期も実施していないものの、今後の業績改善に合わせて配当の検討を行っていく方針です。