株式会社進和の第2四半期決算報告が発表されました。自動車業界向けなどが好調に推移し、前年同期比では売上高は減少したものの、予算対比ではおおむね計画通りに推移しているようです。営業利益は減益となりましたが、持続的な成長に向けて注目の企業だと言えるでしょう。
企業情報
企業名: 株式会社進和
証券コード: 76070
決算期: 2023年9月1日から2024年8月31日の第2四半期
株式会社進和の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社進和は8月31日を決算日とする企業です。毎年11月に定時株主総会を開催し、決算報告を行っています。また、4月と11月には中間配当と期末配当の支払いを行うなど、定期的な決算スケジュールとなっています。
主な事業
株式会社進和は、自動車メーカーや自動車関連部品メーカー、電機・電子メーカーなどに対して生産設備や製造ラインの設計、製造、販売を行う総合エンジニアリング会社です。主力の日本市場に加え、北米やアジア市場にも事業を展開し、グローバルに活動しています。
今期の業績と利益率は?
この第2四半期の売上高は384億34百万円と前年同期比7.4%の減少となりました。一方で、経常利益は18億36百万円と前年同期比44.9%の減益となりました。売上高は前年同期の大口プロジェクトの反動減の影響を受けたものの、予算対比では概ね計画通りに推移しているようです。
売上・利益の推移
第2四半期累計の売上高は384億34百万円で、前年同期比7.4%の減収となりました。一方で、経常利益は18億36百万円と前年同期比44.9%の減益となっています。これは、前年同期に計上した大型案件の反動減の影響が大きかったことが主な要因とのことです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社進和の資産合計は616億64百万円となっています。前連結会計年度末に比べ28億31百万円増加しています。これは主に、売上債権や棚卸資産が増加したことによるものです。
資産の部
流動資産は498億34百万円で、前連結会計年度末に比べ28億31百万円増加しています。これは主に、売掛金や電子記録債権、商品及び製品などが増加したことによるものです。一方の固定資産は118億30百万円で、前連結会計年度末に比べ91百万円減少しています。
負債の部
流動負債は197億18百万円で、前連結会計年度末に比べ17億円増加しました。これは主に、支払手形及び買掛金が増加したことによるものです。一方の固定負債は17億47百万円で、前連結会計年度末に比べ86百万円増加しています。
純資産の部
純資産は401億98百万円で、前連結会計年度末に比べ9億52百万円増加しています。これは利益剰余金の増加などによるものです。
ROAとROE
株式会社進和のROAは2.98%、ROEは3.36%となっています。ROAはやや低めですが、前期から若干の改善が見られます。一方のROEは前期とほぼ同水準を維持しており、安定した収益力を示していると言えるでしょう。
キャッシュフロー
株式会社進和の第2四半期連結累計期間のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローは3億92百万円の収入、投資活動によるキャッシュフローは36億54百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローは7億45百万円の支出となっています。全体としては38億8百万円の減少となっており、手元流動性は一定程度確保できている状況です。
配当の支払額
株式会社進和は、中間配当と期末配当の年2回の配当を行っています。今期の中間配当は1株当たり54円となっており、前期と同水準の配当を維持しています。今後も株主還元を重視した配当政策を続けていくことが期待されます。
今後の展望
株式会社進和は、第4次中期経営計画「Change! Shinwa Moving Forward 2026」をスタートさせ、工場の自動化やデジタル化などに注力しています。自動車業界をはじめとする設備投資は堅調に推移する見通しであり、今後も安定成長が期待できる企業と言えるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社進和は、自動車関連や電機・電子業界向けの生産設備などを手掛ける総合エンジニアリング企業です。第2四半期の売上高は前年同期比減収となりましたが、予算対比では概ね計画通りに推移しています。今後も工場のデジタル化や自動化などに注力し、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
株式会社進和の決算日や配当についてまとめました。
株式会社進和は8月31日を決算日とし、中間配当と期末配当の年2回の配当を実施しています。今期の中間配当は1株当たり54円と前期と同水準を維持しており、株主還元を重視した経営を行っていることがわかります。今後も安定的な業績と配当が期待できる企業だと言えるでしょう。