株式会社進和の2024年5月期第3四半期決算が発表されました。製造業を手掛ける同社は、電気自動車関連の設備投資など堅調な需要に支えられ、売上高は前年同期比2.6%減の569億91百万円を計上しました。利益についても前年同期比35.5%減の26億34百万円と、厳しい状況が続いています。
企業情報
企業名: 株式会社進和
証券コード: 76070
決算期: 2024年8月期
株式会社進和の決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社進和の決算日は8月31日です。第3四半期決算は2024年5月31日が決算期間となっています。
主な事業
株式会社進和は、主に自動車・電気機器向けの生産設備、専用機、部品の販売と設計・製造を手掛けています。今回の決算では、自動車メーカーや電子部品メーカー向けの生産設備や材料が堅調に推移しました。また、空調機器メーカー向けの複数プロジェクトにも注力しています。
今期の業績と利益率は？
今期の業績は、売上高569億91百万円、経常利益26億34百万円と前年同期比で減収減益となりました。利益率は経常利益率4.6%となっています。前年同期に計上した大口プロジェクトの反動減が影響しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は2022年8月期76,114百万円、2023年8月期58,924百万円、2024年5月期(第3四半期)56,991百万円と推移しています。利益面では2022年8月期5,144百万円、2023年8月期3,585百万円、2024年5月期(第3四半期)2,634百万円と減少傾向にあります。
四半期連結貸借対照表について
2024年5月末の総資産は637億6百万円で、前年同期末比47億82百万円の増加となりました。
資産の部
流動資産は510億89百万円と増加しており、主な内訳は現金・預金、受取手形、電子記録債権、商品・製品の増加です。固定資産は126億16百万円となっています。
負債の部
負債合計は230億8百万円と増加しており、主に支払手形・買掛金、契約負債の増加によるものです。
純資産の部
純資産合計は406億98百万円と、前年同期末比14億51百万円の増加となっています。
ROAとROE
ROAは前年同期の7.0%から4.1%に低下しています。一方、ROEは前年同期の7.3%から4.5%に低下しています。売上高や利益の減少により、収益性が低下したことが要因と考えられます。
キャッシュフロー
キャッシュフローの詳細は四半期報告書に記載されていませんが、前年同期との比較では現金及び現金同等物の残高は594百万円増加しています。営業活動によるキャッシュ・フローの増加や、投資活動によるキャッシュ・フローの減少が主な要因と推察されます。
配当の支払額
2024年5月期の中間配当金は1株当たり50円で、前年同期から3円の増配となっています。また、2024年8月期の期末配当金は1株当たり54円と見込まれており、通期の配当金は104円となる予想です。
今後の展望
製造業の需要は堅調に推移しており、同社は第4次中期経営計画に基づき、工場の自動化やデジタル化など、成長分野への投資を強化する方針です。今後の業績回復に期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社進和は、自動車・電機メーカー向けの生産設備など、製造業向けの事業を展開する企業です。2024年5月期第3四半期の決算では減収減益となりましたが、自動車や電気機器関連の設備投資が堅調に推移しており、今後の業績回復に期待が持てます。同社は工場の自動化やデジタル化に注力しており、成長分野への投資強化に注目が集まっています。
株式会社進和の決算日や配当についてまとめました。
株式会社進和の決算日は8月31日で、第3四半期決算は2024年5月31日です。同社の2024年5月期の中間配当金は1株当たり50円、期末配当金は54円を見込んでおり、通期の配当金は104円となる予想です。今後の展望として、同社は製造業向けの成長分野への投資を強化しており、業績回復が期待されます。
