株式会社テイツーの第35期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社テイツーの2024年5月期第1四半期決算報告書が公開されました。売上高は83億1百万円と前年同期比0.7%の減収になったものの、リユース品の需要が高まっているなかで、最新ゲームタイトルの発売がなかったものの、トレーディングカードやホビーなどが好調に推移するなど、売上を維持することができました。

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企業情報

企業名: 株式会社テイツー
証券コード: E03319
決算期: 2月期

株式会社テイツーの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社テイツーは2月を決算期末としており、2024年7月16日に2024年5月期第1四半期の決算報告書を提出しました。

主な事業

株式会社テイツーはリユース業界の中核企業で、主に中古のゲーム、漫画、トレーディングカード、ホビー商品などの買取・販売を行っています。全国にリユース店舗「ふるいち」を展開し、オンラインストア「ふるいちオンライン」でもリユース品の販売を行っています。さらに、自社開発の高度なトレーディングカード査定システム「TAYS」の提供なども手がけています。

今期の業績と利益率は?

2024年5月期第1四半期の業績は、売上高83億1百万円、営業利益1億1百万円、経常利益1億3百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益6千3百万円となりました。利益面では前年同期比大幅減となりましたが、売上高は概ね前年並みを確保できています。利益率の低下は、主に店舗投資や人件費の増加などによる販管費の増加が影響しています。

売上・利益の推移

売上高は概ね横ばいで推移しているものの、利益面では2023年2月期から大きく減少しています。前期の利益水準には届いていませんが、リユース市場が堅調に推移する中で、店舗投資や人件費増加などによるコスト上昇を抑えられずに、利益率は低下しているのが現状です。今後の収益性の改善に期待が寄せられています。

四半期連結貸借対照表について

2024年5月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は128億99百万円と前期末比4億89百万円増加しました。流動資産は92億43百万円で、主な増加要因は在庫商品の増加です。一方、固定資産は36億55百万円で前期末比5億20百万円の増加となっています。

資産の部

現金及び預金は28億56百万円と前期末比2億80百万円減少しましたが、商品が52億42百万円と前期末比4億22百万円増加しており、資産合計では増加しています。無形固定資産のうち、のれんが5千万円、その他の無形固定資産が2億51百万円となっています。

負債の部

負債合計は72億69百万円と前期末比6億67百万円増加しました。流動負債は45億76百万円で、短期借入金が22億円、1年内返済予定の長期借入金が3億82百万円となっています。固定負債は26億93百万円で、長期借入金が14億79百万円となっています。

純資産の部

純資産は56億29百万円と前期末比1億77百万円減少しました。これは、利益剰余金が減少したことが主な要因です。自己資本比率は43.6%となっています。

ROAとROE

ROAは前期の4.6%から今期1.0%に大幅に低下しています。これは利益水準の低下が主因です。一方、ROEは前期の9.8%から今期1.1%に大幅に低下しており、収益性の悪化が顕著となっています。今後の収益改善が課題となっています。

キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていないため、当期のキャッシュフローの状況は不明です。前期の連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは2億42百万円のプラスとなっていますが、投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスのため、全体としてキャッシュ・フローの減少が見られました。

配当の支払額

2024年4月15日開催の取締役会決議により、1株当たり4円の期末配当を実施しました。前期は1株当たり3円の配当でしたので、配当は増額となっています。なお、従業員持株会支援信託が保有する株式にも配当が支払われています。

今後の展望

当社は「リユースで地域と世界をつなぐ」をグループビジョンに掲げ、リユース事業の拡大、EC領域への注力、経営基盤の強化に取り組んでいます。新規出店や自社ECサイトの強化、トレーディングカードの販売強化などの施策を進めながら、収益性の改善につなげていく方針です。また、リユースを軸とした地域貢献などCSV活動の推進にも注力していきます。

編集部のまとめ

株式会社テイツーの2024年5月期第1四半期決算では、売上高は前年並みを確保できましたが、店舗投資や人件費の増加などによる販管費の上昇から利益面では大幅減となりました。収益性の改善が課題となっています。ただ、リユース市場の拡大に合わせて、店舗展開やEC事業の強化、新規ビジネスの創出などに積極的に取り組んでおり、今後の業績改善に期待が寄せられます。

株式会社テイツーの決算日や配当についてまとめました。

株式会社テイツーは2月を決算期末としており、2024年7月16日に2024年5月期第1四半期の決算報告書を提出しました。1株当たり4円の期末配当を実施しており、前期の配当額3円から増額となっています。今後の業績改善に向けた取り組みに注目が集まっています。

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