今回の決算報告によると、株式会社ハイデイ日高は好調な業績を維持しているようですね。既存店の改装やリニューアル、新規出店の拡大、人財育成や設備投資などの施策が奏功し、第1四半期の売上高は前年同期比で13.8%増加しています。利益面でも営業利益が20.6%増、経常利益が11.1%増と順調に推移しています。今後も中期経営計画「Hiday500 ローリングプラン2024」のもと、店舗展開や人材、DXの強化など、着実に成長戦略を実行していくことが期待されます。株主還元では、1株当たり配当が35円と、安定的な配当を維持しています。ますます魅力的な企業に成長していくことでしょう。
企業情報
企業名: 株式会社ハイデイ日高
証券コード: 76110
決算期: 2024年2月期
株式会社ハイデイ日高の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ハイデイ日高の決算日は2月末日です。そのため、第1四半期の決算期間は2024年3月1日から2024年5月31日までとなっています。
主な事業
株式会社ハイデイ日高は、中華そば「日高屋」を中心とした飲食店チェーン事業を展開しています。首都圏を中心に全国に約450店舗を展開しており、「美味しい料理を真心込めて提供する」をモットーに、お客様にハッピーな一日(ハイデイ)を過ごしていただくことを目指しています。また、中期経営計画「Hiday500 ローリングプラン2024」の下、新規出店や既存店の改装、デジタル化の推進、海外展開など、さまざまな成長施策を実施しています。
今期の業績と利益率は?
今期の第1四半期業績は好調で、売上高は前年同期比13.8%増の133億50百万円となりました。人流の活発化や円安によるインバウンド需要の増加が追い風となった結果です。利益面でも、営業利益が20.6%増、経常利益が11.1%増と増益を達成しています。ただし、原材料価格の高騰などによって原価率は28.8%と上昇傾向にあるものの、増収効果により販管費率は低下しています。
売上・利益の推移
ハイデイ日高は過去15ヶ月連続で、月次ベースの売上が過去最高を更新するなど、順調な業績推移を続けています。第1四半期の業績も前年同期比で売上高13.8%増、経常利益11.1%増と、確実に成長を遂げています。この背景には、新規出店や既存店の改装、インターネット注文の拡大などの施策がありますが、外食需要の回復が大きな要因といえるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
ハイデイ日高の四半期貸借対照表を見ると、資産は前期末比2億56百万円減の330億8百万円、負債は5億77百万円減の75億73百万円となっています。純資産は前期末比3億21百万円増の254億35百万円で、自己資本比率は77.1%と高水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が6億23百万円減少したものの、売掛金が2億83百万円増加するなど、おおむね前期並みの水準を維持しています。有形固定資産は、新規出店や改装投資などにより91億41百万円となっています。
負債の部
負債の部では、未払法人税等が4億98百万円減少したことなどから、総額が75億73百万円となっています。経営の健全性が高いことがうかがえます。
純資産の部
純資産の部は前期末比3億21百万円増加し、254億35百万円となりました。利益剰余金が増加したことが主な要因です。自己資本比率は高い水準の77.1%を維持しています。
ROAとROE
ハイデイ日高のROA(総資産経常利益率)は直近の第1四半期で4.5%、ROE(自己資本利益率)は3.9%となっています。前期と比べ、ROAは同水準を維持し、ROEは若干低下しています。これは、純資産が増加したことで自己資本利益率が低下したためです。引き続き高い収益性と財務健全性が確保されています。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが15億33百万円のプラスとなっています。これは、税引前四半期純利益の計上や、未払金の増加などによるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは4億74百万円のマイナスとなっており、店舗の新設や改装への投資が行われています。財務活動によるキャッシュ・フローはマイナスで、配当金の支払いが主な要因です。全体としては、現金及び現金同等物が6億23百万円減少しています。
配当の支払額
ハイデイ日高は株主の皆様への利益還元を重要な経営課題のひとつとしています。第1四半期では、1株当たり配当金を18円とし、前年同期比50%増の配当を行っています。今後も安定的な配当の維持と向上を目指しつつ、中長期的な企業価値の向上に努めていきます。
今後の展望
ハイデイ日高は、中期経営計画「Hiday500 ローリングプラン2024」のもとで、店舗の出店拡大、サービス水準の向上、DX推進、新商品開発など、戦略的な成長施策を強力に推進しています。既存店の改装やオーダーシステムの導入などで生産性を高めるとともに、海外市場への進出も視野に入れるなど、持続的な成長を目指しています。今後も「美味しい料理を真心込めて提供する」という経営理念のもと、お客様に愛され続ける企業を目指していくことでしょう。
編集部のまとめ
今回の決算報告を見ると、ハイデイ日高はコロナ禍からの着実な回復を遂げ、順調な業績を続けている様子がうかがえます。新規出店や既存店の改装、DXの推進、新商品投入など、積極的な成長戦略が功を奏していると言えるでしょう。今後も中期経営計画に沿って、さらなる飛躍が期待されます。安定した配当水準の維持も投資家にとって魅力的です。ハイデイ日高は外食業界をリードする有力企業のひとつと言えるでしょう。
株式会社ハイデイ日高の決算日や配当についてまとめました。
株式会社ハイデイ日高の決算日は2月末日で、第1四半期の決算期間は2024年3月1日から2024年5月31日までとなっています。配当金につきましては、第1四半期では1株当たり18円の配当を行っており、前年同期比50%増と、安定的な株主還元を実施しています。今後も中期的な企業価値向上と株主還元のバランスを取りながら、着実な成長を遂げていくことが期待されます。