杉田エース株式会社の最新決算報告書が公開されましたね。建材メーカーの同社は、こ
の第3四半期でも堅調な業績を報告しています。 売上高は前年同期比で5.5%増加し、営業利益は同83.9%増となるなど、順調な推移が
確認できます。今後の新商品展開やM&Aの成果にも注目です。
企業情報
企業名: 杉田エース株式会社
証券コード: E02910
決算期: 3月決算
杉田エース株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
杉田エース株式会社の決算日は3月31日です。
通常3月上旬に第3四半期決算、5月中旬に本決算の決算短信を発表しています。
主な事業
杉田エース株式会社は建築金物や金属建材の卸売り事業を主に手がけています。
金物販売店や建材商社、金属工事業者などへのルート事業と、ホームセンターやECサイト向けの直需事業の2つが主力事業です。
最近では、長期保存食「IZAMESHI」の販売にも力を入れています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の連結売上高は54,026百万円と前年同期比で5.5%増加しました。
営業利益は642百万円と同83.9%増、経常利益は728百万円と同53.0%増と、大幅な増益となりました。
利益率では、営業利益率は1.2%、経常利益率は1.3%となっています。
売上・利益の推移
直近の業績は順調に推移しています。
売上高は前期の71,400百万円から当期第3四半期には54,026百万円まで伸びています。
経常利益も前期の1,091百万円から当期第3四半期には728百万円まで増加しています。
四半期連結貸借対照表について
杉田エース株式会社の財政状態を示す四半期連結貸借対照表を見ていきましょう。
資産の部
当第3四半期末の総資産は37,016百万円で、前期末比2,122百万円の減少となっています。
主な減少は現金及び預金が737百万円、受取手形・売掛金が1,146百万円減少したことによるものです。
負債の部
負債合計は25,935百万円と、前期末比2,344百万円減少しています。
主な減少は電子記録債務が1,106百万円、支払手形・買掛金が452百万円減少したことによるものです。
純資産の部
純資産は11,081百万円で、前期末比221百万円増加しています。
親会社株主に帰属する四半期純利益406百万円の計上と、配当金の支払214百万円によるものです。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は当第3四半期で2.2%、ROE(自己資本利益率)は3.7%となっています。
前年同期と比較すると、ROAは1.1ポイント上昇、ROEは1.9ポイント上昇しており、収益性が改善していることがわかります。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは803百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは△129百万円のマイナス、
財務活動によるキャッシュ・フローは△411百万円のマイナスとなっています。
合計では737百万円の減少となりましたが、全体として健全な現金水準を維持できています。
配当の支払額
当期の1株当たり配当金は40円と前期の30円から10円増配となっています。
配当性向は52.8%で、安定的な株主還元を行っています。
今後の展望
建材市場の回復基調を受け、杉田エース株式会社の業績は良好に推移しています。
長期保存食「IZAMESHI」の新商品投入など、新たな商品開発にも注力しており、今後の成長にも期待が高まっています。
編集部のまとめ
杉田エース株式会社の決算は第3四半期でも順調な結果となりました。
建築金物の販売が堅調に推移し、営業利益が大幅に増加しています。
また、新商品投入による売上拡大にも期待が持てる内容でした。
今後の事業展開にも注目が集まりそうですね。
杉田エース株式会社の決算日や配当についてまとめました。
杉田エース株式会社の決算日は3月31日で、通常3月上旬に第3四半期決算、5月中旬に本決算の決算短信を発表しています。
配当金は当期1株当たり40円と、前期から10円増配となっています。
同社は建築金物やIZAMESHIなどの商品を手がける企業で、順調な業績を維持し、株主還元も行っていることがわかりました。