株式会社ハンズマンの決算内容をご紹介します。
ホームセンターを展開する同社は、この決算期の売上高が前年同期比108.6%の168億69百万円となりました。物価高の影響を受けつつも、新店舗の出店などが業績をサポートしています。
企業情報
企業名: 株式会社ハンズマン
証券コード: E03331
決算期: 2023年6月30日
株式会社ハンズマンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ハンズマンの決算日は6月30日です。事業年度の第2四半期は2023年10月1日から12月31日までとなっています。
主な事業
株式会社ハンズマンは、ホームセンター事業を中心に展開しています。
同社は宮崎県を拠点に、「お客様の声」を重視しながら、DIY用品、家庭用品、カー・レジャー用品などを幅広く取り扱う総合ホームセンターとして知られています。
2023年10月には大阪府に新店舗をオープンするなど、着実な事業拡大に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当期の売上高は168億69百万円と前年同期比108.6%の増加となりました。
一方で、原材料価格の高騰や円安の影響により売上総利益率は31.9%と前年同期比0.4ポイント低下しましたが、経費の抑制に努めた結果、営業利益は3億85百万円、経常利益は4億91百万円となっています。
売上・利益の推移
ハンズマンの売上高は、前期の155億29百万円から当期168億69百万円へと着実に伸長しています。
利益面でも、前期の経常利益10億3百万円から当期4億91百万円へと推移しており、業績は堅調に推移しているといえます。
四半期連結貸借対照表について
ハンズマンの四半期連結貸借対照表をみると、資産合計が前期末から6億24百万円増加の269億48百万円となっています。
一方、負債合計は前期末から7億9百万円増加の95億52百万円となりました。
純資産合計は前期末から84百万円減少の173億96百万円となっています。
資産の部
資産の部では、松原店の出店に伴い商品が7億77百万円、有形固定資産が3億17百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、長短借入金が16億20百万円、資産除去債務が2億97百万円増加した一方で、その他流動負債が12億23百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、四半期純利益を3億33百万円計上した一方で、剰余金の配当が4億26百万円あったことから、前期末から84百万円減少しています。
ROAとROE
ハンズマンのROAは1.8%、ROEは1.9%となっています。
物価高の影響を受けつつも、松原店の出店など積極的な投資により、総資産回転率の維持と自己資本比率の改善に取り組んでいます。
キャッシュフロー
営業キャッシュ・フローは4億88百万円の獲得となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは18億51百万円の支出となっています。
これらの結果、当期末の現金及び現金同等物は17億3百万円となっています。
配当の支払額
ハンズマンは1株当たり30円の期末配当を行っています。この配当金総額は4億26百万円となっています。
このように、株主還元にも積極的に取り組んでいます。
今後の展望
ハンズマンは、「お客様の声」を反映した商品展開と、店舗の魅力向上に注力しています。
今後も新規出店を加速させつつ、既存店の収益力向上にも取り組んでいく方針です。
物価高の影響が続く中、固定費の抑制などにより収益性を高め、企業価値の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
ハンズマンは、ホームセンター事業を中心に着実な成長を遂げています。
物価高の影響を受けつつも、新店舗の出店や既存店の強化により、売上高、利益ともに堅調な推移となっています。
財務体質も安定しており、株主還元にも積極的な同社の今後の動向に注目が集まります。
株式会社ハンズマンの決算日や配当についてまとめました。
ハンズマンの決算日は6月30日で、第2四半期は2023年10月1日から12月31日までとなっています。
配当は1株当たり30円の期末配当を実施しており、株主還元にも積極的に取り組んでいます。