株式会社PLANTの2023年度第2四半期決算が発表されました。同社は福井県を中心に展開する小売業で、フーズ・ノンフーズの幅広い商品を取り扱っています。今期の業績は前年同期比で売上高が4.1%増加し、営業利益は95.9%も増益となるなど、好調な結果となりました。
企業情報
企業名: 株式会社PLANT
証券コード: 76460
決算期: 9月期
株式会社PLANTの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社PLANTの決算日は9月20日で、通期の決算は年1回行われています。第2四半期決算は2024年3月20日に発表されました。
主な事業
株式会社PLANTは、フーズ(食品)とノンフーズ(日用品・衣料品等)の2つの事業を展開する総合スーパーマーケットです。福井県内を中心に直営店舗を展開しており、地域に密着した店舗づくりを行っています。
今期の業績と利益率は?
当期の業績は売上高が48,956百万円と前年同期比4.1%の増収、営業利益が1,232百万円と前年同期比95.9%の大幅増益となりました。また、利益率を示す営業利益率は2.5%となっています。減価償却費の増加等により前年同期を下回りましたが、収益性の改善が進んでいます。
売上・利益の推移
売上高は近年横ばいで推移しています。一方、利益面では営業利益が前年同期比で大幅に増加しました。これは、収益力の強化に向けた各種施策の効果が発揮されたためと考えられます。特に、既存店の改装や自社ブランド(PB)商品の強化などに取り組んでおり、業績拡大に繋がっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社PLANTの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は39,351百万円となっています。前期末と比べ、1,698百万円減少しています。これは主に現金及び預金が減少したことによるものです。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が5,044百万円と前期末から1,339百万円減少しました。一方で、商品が8,834百万円と前期末から213百万円増加しています。有形固定資産は18,088百万円と前期末から448百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が6,215百万円と前期末から661百万円減少しました。また、長期借入金は5,760百万円と前期末から240百万円減少しています。
純資産の部
純資産は15,806百万円となり、前期末から132百万円増加しています。自己資本比率は40.2%と一定の水準を確保しています。
ROAとROE
株式会社PLANTの収益性を示す指標であるROA(総資産経常利益率)は3.3%、ROE(自己資本当期純利益率)は5.8%となりました。前年同期と比べ、ROAは0.6ポイント、ROEは0.1ポイントそれぞれ増加しています。収益性の改善が進んでいることがわかります。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは357百万円の収入となり、前年同期の936百万円の支出から大幅に改善しました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは476百万円の支出となり、財務活動によるキャッシュ・フローは1,220百万円の支出となりました。これらの結果、当第2四半期末の現金及び現金同等物は5,044百万円となっています。
配当の支払額
株式会社PLANTは、1株当たり年間配当金を32円と予想しています。そのうち第2四半期末の中間配当は1株当たり20円の支払いを行います。株主還元にも力を入れています。
今後の展望
株式会社PLANTは、中期経営計画の下、収益力の強化に向けて以下の施策に取り組んでいます。
・既存店の改装を通じたワクワク感のある売場づくり
・自社ブランド(PB)商品の開発強化による差別化
・人件費の削減などによる業務の合理化
これらの施策を着実に遂行し、営業利益率3%以上の早期達成を目指しています。今後も地域に密着した経営を続け、着実な業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社PLANTは、第2四半期決算で増収増益を達成し、収益性の改善が進んでいることがわかりました。中期経営計画に沿って、既存店の活性化やPB商品の強化、業務の合理化などに取り組んでおり、今後の業績拡大が期待できます。また、株主還元にも力を入れており、同社の成長戦略に注目が集まるでしょう。
株式会社PLANTの決算日や配当についてまとめました。
株式会社PLANTの決算日は9月20日で、年1回の決算を行っています。第2四半期決算は2024年3月20日に発表されました。また、同社は1株当たり年間配当金を32円と予想しており、第2四半期末の中間配当は1株当たり20円の支払いを行います。株主還元にも力を入れています。