株式会社PlanTの2024年6月期第3四半期決算が公表されました。同社は福井県に本社を置く小売業で、主に食品と日用雑貨を取り扱う総合スーパーです。今期の業績は、売上高が前年同期比2.3%増加し73,238百万円となりました。利益面でも、営業利益が前年同期比44.6%増加し1,732百万円と好調な結果となっています。
企業情報
企業名: 株式会社ＰＬＡＮＴ
証券コード: 76460
決算期: 2024年9月期
株式会社ＰＬＡＮＴの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社PlanTの決算日は9月20日です。第3四半期の期間は2023年9月21日から2024年6月20日までとなっています。
主な事業
株式会社PlanTは、福井県を中心に23店舗を展開する総合スーパーマーケットです。食品と日用品雑貨を主力商品として販売しており、地域に密着した店舗運営を行っています。また、不動産事業も手掛けており、店舗や賃貸物件の運営を行っています。同社は地域に密着した企業として、長年地域に愛されてきました。
今期の業績と利益率は？
今期第3四半期の業績は好調で、売上高は前年同期比2.3%増の73,238百万円、営業利益は前年同期比44.6%増の1,732百万円となっています。また、経常利益も前年同期比31.2%増の1,829百万円と伸長しています。これにより、営業利益率は2.4%と前年同期より大きく改善しました。
売上・利益の推移
株式会社PlanTは、直近3年間の業績を見ると、売上高は97,548百万円から73,238百万円まで推移しており、利益面でも経常利益が1,825百万円から1,829百万円と堅調に推移しています。効率的な店舗運営とコストコントロールにより、収益力を維持しながら業績を伸ばしていると評価できます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社PlanTの四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は前期末比1,284百万円減少の39,765百万円となっています。一方、負債は前期末比1,199百万円減少の24,175百万円と改善しています。純資産は前期末比85百万円減少の15,589百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,204百万円減少したことが主な要因となっています。一方、商品が454百万円増加するなど、資産構成に大きな変化はありません。
負債の部
負債の部では、買掛金が361百万円減少したことが主な要因となっています。長期借入金も240百万円減少しており、財務体質の改善が進んでいます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が前期末比743百万円増加しましたが、自己株式取得により835百万円減少したことから、純資産合計は85百万円減少しています。
ROAとROE
株式会社PlanTのROAは前期末比0.4ポイント上昇の4.7%、ROEは0.2ポイント上昇の8.1%となっています。これは主に経常利益率の改善により、総資産回転率及び自己資本回転率が向上したことによるものです。同社は収益力を維持しながら資産効率の向上に努めた結果、投資収益性も高まっていると評価できます。
キャッシュフロー
株式会社PlanTのキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローは1,935百万円のプラスとなっています。一方で、設備投資などの投資活動によるキャッシュフローが524百万円のマイナス、自己株式の取得などの財務活動によるキャッシュフローが2,615百万円のマイナスとなっています。この結果、現金及び預金が1,204百万円減少しました。
配当の支払額
株式会社PlanTは、第3四半期決算において1株当たり20円の中間配当を実施しました。前期の年間配当32円と合わせて、当期の年間配当予想は52円となっています。株主還元強化の一環として、配当性向も高まってきています。
今後の展望
株式会社PlanTは、中期経営計画に掲げた「収益力の強化」に取り組み、営業利益率3%以上の早期達成を目指しています。既存店活性化のための改装、自社PB商品の開発強化、業務の合理化などに注力しており、収益力向上に向けた取り組みが着実に進んでいると評価できます。今後も地域に密着した企業として、持続的な成長を実現していくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社PlanTの2024年6月期第3四半期決算は、売上高、営業利益、経常利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。店舗改装やPB商品の開発強化、業務の合理化などの収益力強化策が奏功し、収益性が大幅に改善しています。また、財務体質の改善や株主還元の強化にも取り組んでおり、中期的な成長への期待が高まっています。今後も地域に密着した企業としての特徴を生かし、持続可能な成長を遂げていくことが期待されます。
株式会社ＰＬＡＮＴの決算日や配当についてまとめました。
株式会社PlanTの決算日は9月20日で、第3四半期の期間は2023年9月21日から2024年6月20日までとなっています。また、同社は年間配当52円を予定しており、株主還元を強化しています。中期的な成長に向けた収益力強化策を着実に実行し、持続可能な企業としての地位を築いていくことが期待されます。
