スギホールディングス株式会社は、日本有数のドラッグストア&調剤事業を手掛ける企業です。1,745店舗を展開し、売上高は2,009億59百万円を記録しました。調剤領域の売上拡大や物販での顧客層の取り込みに成功し、10.4％増の経常利益を計上しています。今後も顧客ニーズに合わせた店舗展開と調剤事業の強化に注力し、持続的な成長を目指していきます。
企業情報
企業名: スギホールディングス株式会社
証券コード: E03344
決算期: 2月
スギホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
スギホールディングス株式会社の決算日は2月末日です。決算期は3月1日~2月末日の年度となっています。
主な事業
スギホールディングス株式会社はドラッグストアチェーン「スギ薬局」を展開しています。調剤薬局とドラッグストアを運営し、医薬品、化粧品、日用品など幅広い商品を取り扱っています。店舗数は1,745店舗にのぼり、主に愛知県、岐阜県、三重県を中心に全国に展開しています。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期の業績は売上高2,009億59百万円、経常利益91億65百万円と前年同期比で10.4%増と好調な結果となりました。調剤領域の売上が順調に伸び、物販でも新型コロナの影響が和らぎ、インバウンド需要の取り込みに成功したことが利益率向上につながりました。
売上・利益の推移
スギホールディングスは過去5年間、着実に売上高と経常利益を伸ばしてきました。2023年2月期は売上高7,444億77百万円、経常利益380億39百万円を記録し、営業利益率5.1%と高い収益性を維持しています。今期以降も持続的な成長を遂げる見込みです。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の総資産は4,084億95百万円と前連結会計年度末に比べ179億31百万円増加しています。現金及び預金、売掛金、商品などが増加したことが主な要因です。一方、負債合計は1,717億43百万円と145億43百万円増加しており、買掛金や短期借入金の増加が主な理由です。純資産合計は2,367億51百万円と33億88百万円増加しています。
資産の部
流動資産が2,077億32百万円と前期末比86億86百万円増加しています。現金及び預金や売掛金、商品が増えたことが主な要因です。一方、固定資産は2,007億63百万円と92億45百万円増加しており、有形・無形固定資産、投資有価証券等が増えています。
負債の部
流動負債が1,508億90百万円と141億42百万円増加しています。買掛金や賞与引当金が増加したことが主な理由です。固定負債は208億53百万円と3億円増加しています。
純資産の部
純資産合計は2,367億51百万円と前期末比33億88百万円増加しました。利益剰余金の増加が主因です。自己資本比率は58.0%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
スギホールディングスのROA(総資産経常利益率)は過去5年間で8%台~10%台を推移しており、優れた収益力を示しています。また、ROE(自己資本当期純利益率)も10%以上を維持しており、資本効率の高さが分かります。これは、調剤事業の安定収益と物販事業の高収益性が組み合わさった結果だと言えます。今後も収益性の高い事業構造を維持していくことが期待されます。
キャッシュフロー
スギホールディングスは営業活動によるキャッシュ・フローが安定して黒字を確保しています。営業活動CF、投資活動CF、財務活動CFのバランスが取れており、着実な事業拡大と配当の実施が可能な財務体質を有しています。直近5年間の営業CFは300億円~400億円台と高水準を維持しており、内部留保の蓄積と設備投資にも余力がある企業です。
配当の支払額
スギホールディングスは、連結配当性向20%前後を目標に安定的な配当を実施しています。2024年5月期第1四半期では、1株当たり40円の期末配当を行う予定です。今後も着実な利益成長と株主還元に努めていくと見られます。
今後の展望
スギホールディングスは、調剤領域での新規出店や既存店の拡張改装、物販店舗の出店強化などを通じて、さらなる成長を目指しています。特に、高齢化が進む中で調剤事業の拡大は重要な課題です。また、SDGs経営の推進やガバナンス強化にも取り組み、企業価値の向上につなげていく方針です。持続的な成長と株主還元の両立に期待が寄せられています。
編集部のまとめ
スギホールディングスは、調剤薬局と物販ドラッグストアの2つの強みを活かし、安定した収益を上げている企業です。最近では、SDGs経営にも注力しており、社会的責任を果たしながら企業価値の向上を目指しています。今後も、ドミナント出店戦略と既存店舗の競争力強化により、着実な成長が期待できるでしょう。株主への還元も重視しており、安定配当の継続が見込まれます。
スギホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
スギホールディングスの決算日は2月末日で、決算期は3月1日~2月末日の年度となっています。第1四半期の業績は好調で、売上高2,009億59百万円、経常利益91億65百万円を記録しました。また、1株当たり40円の期末配当を予定しており、株主還元にも力を入れています。今後も調剤事業と物販事業の両輪で成長を続けていくことが期待されます。
