こんにちは!今回は株式会社グッドスピードの最新の決算報告についてご紹介します。自動車の販売や整備、レンタカーなどを手がける同社は、直近の四半期決算を発表しました。平常の自動車業界の動向や同社の取り組みなど、見逃せない内容になっていますので、ぜひご確認ください。
企業情報
企業名: 株式会社グッドスピード
証券コード: 76760
決算期: 2024年9月期
株式会社グッドスピードの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社グッドスピードの決算期は9月30日で、四半期決算は年4回の公表となっています。今回は2024年3月31日までの第2四半期(2023年10月1日~2024年3月31日)の決算内容です。
主な事業
株式会社グッドスピードは、自動車販売や整備、レンタカーなどの自動車関連事業を中心に展開しています。新車や中古車の販売、各種整備サービス、保険代理店事業、さらにはレンタカー事業なども手がけています。自動車業界のワンストップサービスを提供する企業として注目されています。
今期の業績と利益率は?
今期第2四半期の決算では、売上高が31,494百万円と前年同期比で8.6%増加しました。一方で、販売費及び一般管理費の増加により、営業損失は1,233百万円、経常損失は1,672百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,801百万円と赤字となりました。利益率は低下傾向にあります。
売上・利益の推移
同社は直近の決算期から厳しい状況が続いています。前連結会計年度は営業損失1,192百万円、経常損失1,518百万円、親会社株主に帰属する当期純損失3,527百万円と大幅な赤字を計上しました。今回の四半期決算でもこの傾向が続いています。売上は増加しているものの、経費の増加により利益確保が課題となっていると言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、流動資産は前期末から896百万円減少し18,843百万円、固定資産は582百万円増加し12,736百万円となっています。一方で、流動負債は前期末から1,928百万円増加し26,341百万円となり、純資産は2,432百万円の債務超過という厳しい状況です。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が851百万円増加したものの、商品が1,485百万円減少するなど、全体としては減少しています。固定資産は新規出店等により建物が582百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、短期借入金が3,507百万円増加した一方で、前受金が1,348百万円減少しました。固定負債は457百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が1,801百万円減少し、前期末時点で2,432百万円の債務超過となっています。収益力の低下が続いていることがうかがえます。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)やROE(自己資本利益率)は低下傾向にあります。赤字決算が続いているため、企業収益力の改善が急務となっています。今後、売上拡大と経費の適正化に注力し、収益力の向上を目指す必要があると言えるでしょう。
キャッシュフロー
キャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローはマイナス1,135百万円となりました。これは主に売上債権の増加や前受金の減少などが影響しています。投資活動によるキャッシュフローはマイナス1,001百万円で、有形固定資産の取得による支出が主な要因です。一方、財務活動によるキャッシュフローはプラス2,988百万円となっており、短期借入金の増加が寄与しています。
配当の支払額
同社は、直近の第2四半期連結累計期間及び前連結会計年度において、配当を行っていません。赤字決算が続いているため、当面の間は配当の再開は難しいと考えられます。
今後の展望
同社は、赤字決算が続く中で、新店舗の出店と既存店の整理を進めるなど、収益改善に向けて様々な取り組みを行っています。また、金融機関との関係強化や新株式の公開買付けの検討など、財務基盤の強化にも注力しています。今後の業績回復に期待したいところです。
編集部のまとめ
株式会社グッドスピードの決算は、赤字が続く厳しい状況となっています。売上高は増加傾向にあるものの、経費の増加により利益確保が課題となっています。同社は収益改善に向けた取り組みを進めるとともに、財務基盤の強化にも注力しており、今後の業績回復が期待されます。引き続き同社の動向に注目していきたいと思います。
株式会社グッドスピードの決算日や配当についてまとめました。
株式会社グッドスピードの決算日は9月30日で、四半期決算を年4回発表しています。直近の第2四半期決算では、売上高は増加したものの赤字決算となりました。配当については、直近では行っておらず、当面の間は難しい状況にあります。今後の業績回復に期待したいところです。