株式会社浜木綿の2023年8月1日から2024年1月31日までの第2四半期決算結果が発表されました。売上高は29億5,000万円と前年同期比14.1%増と好調な業績を収めています。 また、営業利益は1億5,400万円と前年同期比8倍以上の大幅増加となり、着実に収益を伸ばしています。
企業情報
企業名: 株式会社浜木綿
証券コード: E35125
決算期: 7月31日
株式会社浜木綿の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社浜木綿の決算日は7月31日です。第2四半期決算(2023年8月1日~2024年1月31日)の業績が今回発表されました。
主な事業
株式会社浜木綿は、中国料理店「浜木綿」を中心とした飲食事業を展開しています。現在、全国に合計40店舗を構えており、主力の「浜木綿」業態のほか、「四季亭」「桃李蹊」「中国食堂はまゆう」などのブランドを展開しています。伝統的な中国料理を提供し、日本人の味覚に合わせた店舗づくりで顧客を獲得しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の業績は売上高29億5,000万円、営業利益1億5,400万円と前年同期に比べ大幅に増加しています。また、経常利益は1億5,700万円、四半期純利益は1億700万円と好業績を収めました。これにより、売上高営業利益率は5.2%と前年同期の0.6%から大幅に改善しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は52億7,000万円から29億5,000万円まで増加しています。一方、利益面では、営業利益が1,600万円から1億5,400万円に、経常利益が1,800万円から1億5,700万円に、当期純利益が3,400万円から1億700万円に、それぞれ大幅に改善しています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期末の貸借対照表では、総資産は42億3,200万円となり、前事業年度末より3億7,400万円増加しています。主な内訳として、流動資産は16億2,300万円、固定資産は26億900万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が12億5,000万円、有形固定資産が17億9,400万円となっています。資産全体として、着実な成長を遂げている様子がうかがえます。
負債の部
負債の部では、流動負債が10億3,100万円、固定負債が16億8,800万円となっています。外部からの調達資金も順調に推移しているといえます。
純資産の部
純資産の部では、資本金が6億6,900万円、利益剰余金が2億5,400万円となっています。自己資本比率は35.8%と、健全な財務体質を維持しています。
ROAとROE
株式会社浜木綿のROA(総資産経常利益率)は、前期の0.5%から当期の3.7%に大幅に改善しています。また、ROE(自己資本当期純利益率)も前期の2.4%から当期の7.1%にと大きく伸びています。これは、収益力の向上と資本効率の改善により、株主価値の向上につながっていると評価できます。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが3億300万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが1億4,600万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが1億100万円の増加となっています。現金及び現金同等物の当第2四半期末残高は11億7,900万円と、前事業年度末に比べ2億6,300万円の増加となりました。
配当の支払額
株式会社浜木綿は、1株当たり年間配当金を20円と、前期と同水準を維持しました。株主還元にも注力しつつ、内部留保の確保にも努めているようです。
今後の展望
株式会社浜木綿は今後、「新町中華」をコンセプトとした新業態の出店を強化していく方針です。2023年9月には「中国食堂はまゆう 野並店」をオープンさせるなど、店舗ネットワークの拡大にも積極的に取り組んでいきます。また、既存店舗の改装などを通じ、消費者ニーズに沿った店舗づくりにも力を入れていくとしています。これらの施策により、さらなる業績拡大が期待できそうです。
編集部のまとめ
株式会社浜木綿の2023年8月1日から2024年1月31日までの第2四半期決算は、売上高、利益ともに大幅に改善しており、好業績を収めることができました。既存店の改装や新業態店舗の出店など、需要動向に合わせたきめ細かな施策を展開し、収益力の向上に努めています。今後も顧客ニーズに合った店舗運営を通じて、持続的な成長が期待できそうです。
株式会社浜木綿の決算日や配当についてまとめました。
株式会社浜木綿の決算日は7月31日で、第2四半期決算(2023年8月1日~2024年1月31日)の業績が今回発表されました。 配当については、1株当たり年間配当金を20円と前期と同水準を維持しています。今後も安定的な配当を続けながら、事業拡大にも注力していくことが期待されます。