株式会社浜木綿の2024年4月期第3四半期決算は、売上高4,379百万円と前年同期比12.3%の増加、営業利益208百万円と2倍以上の大幅な増加となりました。
同社は名古屋を中心とする飲食店チェーンで、「浜木綿」「四季亭」「桃李蹊」「中国食堂はまゆう」などの店舗を展開しています。今期は新型コロナの影響から回復基調にあり、既存店の集客力アップや新業態の出店などが売上増加につながっています。
経常利益も212百万円と大幅に改善しており、これまでの経営改善策が功を奏しているようです。今後はさらなる新店出店や工場の移転などにも取り組み、成長を続けていくことが期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社浜木綿
証券コード: E35125
決算期: 7月31日
株式会社浜木綿の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社浜木綿の決算日は7月31日です。第3四半期決算は2024年4月30日が期末となります。
主な事業
株式会社浜木綿は、中国料理を中心としたレストラン事業を手掛けています。「浜木綿」「四季亭」「桃李蹊」「中国食堂はまゆう」といった自社ブランドの店舗を展開しており、名古屋を中心に関東・関西エリアにも店舗を構えています。
また、自社工場での食材製造や商品開発なども手がけており、高品質な料理提供を心がけています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、売上高4,379百万円、営業利益208百万円、経常利益212百万円、四半期純利益142百万円と大幅な増収増益となりました。
売上高営業利益率は4.8%と前年同期の1.7%から大きく改善しており、効率的な経営が行われているようです。
売上・利益の推移
同社の直近3年間の業績推移を見ると、2022年7月期は売上高3,858百万円、当期純損失62百万円と苦戦していました。
しかし、2023年8月期第3四半期では売上高4,379百万円、四半期純利益142百万円と大幅に改善。新型コロナの影響から回復基調にあることが分かります。
四半期連結貸借対照表について
株式会社浜木綿の直近の四半期連結貸借対照表は以下の通りです。
資産の部
総資産は前期末比5.6%増の4,418百万円となりました。内訳として、現金及び預金が963百万円、有形固定資産が1,794百万円と大きな割合を占めています。
負債の部
負債合計は2,868百万円で、主な内訳は短期・長期の借入金が1,442百万円、リース債務が186百万円などです。
純資産の部
純資産は前期末比9.5%増の1,549百万円となり、自己資本比率は35.1%になりました。利益剰余金が289百万円と前期末より大幅に増加しています。
ROAとROE
株式会社浜木綿のROA(総資産利益率)は4.8%、ROE(自己資本利益率)は10.0%と、前年同期から大幅に改善しています。
これはコロナ禍からの需要回復や経営効率化などにより、売上や利益が大きく伸びたことが主な要因です。今後もこの勢いを維持し、さらなる成長が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比で増加したと見られます。
これは売上高の増加や不採算店の閉鎖などによるコストの削減などが寄与したものと考えられます。今後は新店舗の出店やリニューアル投資などにキャッシュを振り向けていくことが見込まれます。
配当の支払額
株式会社浜木綿は2023年9月に1株当たり20円の期末配当を実施しました。前期は1株当たり20円の配当を行っていたため、今期も同水準の配当を維持したと考えられます。
今後も安定的な配当を続けていくことが期待されます。
今後の展望
株式会社浜木綣は、コロナ禍からの回復により業績が大幅に改善しています。
今後は新店舗の出店や既存店のリニューアルなどにより、さらなる成長を目指していくと見られます。また、新工場の立ち上げによって生産体制の強化を図り、品質向上とコストダウンにも取り組むことが期待されます。
引き続き中国料理を中心とした独自の魅力ある店舗展開を続け、企業価値の向上を目指していくことが重要です。
編集部のまとめ
株式会社浜木綿は、コロナ禍からの回復により大幅な業績改善を果たしています。第3四半期の売上高は4,379百万円、経常利益は212百万円と大幅な増収増益となりました。
今後は新店舗の出店や既存店のリニューアルなどにより、さらなる成長を目指していくことが期待されます。また、新工場の立ち上げによるコスト削減や品質向上にも取り組み、企業価値の向上を目指していくものと考えられます。
株式会社浜木綿の決算日や配当についてまとめました。
株式会社浜木綿の決算日は7月31日で、第3四半期決算は2024年4月30日が期末となります。また、2023年9月には1株当たり20円の期末配当を実施しており、今期も同水準の配当を継続していくことが期待されます。今後も安定的な業績と配当の維持が望まれます。