株式会社アースインフィニティの四半期決算報告書を分析しましたので、ご紹介します。再生可能エネルギー事業を主力に、脱炭素社会実現に向けた取り組みを進めている企業です。先進的な事業展開で、中長期的な成長が期待できそうですね。
企業情報
企業名: 株式会社アースインフィニティ
証券コード: E35932
決算期: 第23期第2四半期（2023年8月1日～2024年1月31日）
株式会社アースインフィニティの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社アースインフィニティの決算日は、7月31日です。第2四半期は2023年8月1日から2024年1月31日までの期間に当たります。
主な事業
株式会社アースインフィニティは、再生可能エネルギー事業と電子機器事業を手がける企業です。再生可能エネルギー開発への投資や、SDGsに関する企画に積極的に取り組み、脱炭素社会の実現に貢献しています。電子機器事業では、既存顧客のリプレイス販売を中心に展開しています。
今期の業績と利益率は？
当第2四半期累計期間の業績は、売上高2,388百万円、営業損失15百万円、経常損失18百万円、四半期純損失14百万円となりました。再生可能エネルギー事業が全体の売上の大部分を占めています。利益率は低下傾向にありますが、中長期的な成長に向けた先行投資と捉えることができます。
売上・利益の推移
直近2期の売上高は減少傾向にありますが、営業利益や経常利益は前年同期より悪化しています。四半期純利益も前年同期の324百万円から▲14百万円と大幅な減少となりました。しかし、この期間は再生可能エネルギー事業の先行投資期間と言えるでしょう。中長期的には事業の拡大と収益性の向上が期待できます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社アースインフィニティは、四半期連結財務諸表を作成していないため、四半期貸借対照表について分析します。
資産の部
当第2四半期会計期間末の資産合計は2,175百万円で、前事業年度末比408百万円減少しています。現金及び預金が620百万円減少したことが主な要因です。一方で、機械装置や未収入金の増加もあり、経営資源の効果的な活用に努めていることがうかがえます。
負債の部
当第2四半期会計期間末の負債合計は1,452百万円で、前事業年度末比273百万円減少しています。短期借入金の減少が主な要因です。負債の圧縮に努めることで、財務体質の改善が進んでいると評価できます。
純資産の部
当第2四半期会計期間末の純資産合計は723百万円で、前事業年度末比135百万円減少しています。利益剰余金の減少が主な要因です。自己資本比率は33.2%と、前事業年度末の30.5%から改善しました。
ROAとROE
当第2四半期累計期間のROAは▲0.7%、ROEは▲2.0%となっています。前年同期と比べて大幅に低下しました。これは主に、経常損失の計上によるものです。しかし、中長期的には再生可能エネルギー事業の成長により収益性が改善し、ROAやROEも上昇することが期待されます。
キャッシュフロー
当第2四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが▲222百万円、投資活動によるキャッシュ・フローが▲2百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが▲395百万円となりました。これは主に、売上債権の増加や短期借入金の返済、配当金の支払いによるものです。今後は再生可能エネルギー事業の本格化により、キャッシュ・フローの改善が期待できます。
配当の支払額
当第2四半期累計期間の配当金の支払額は121百万円でした。前年同期は配当を行っていませんでした。業績の回復と収益力の向上を目指し、株主還元も行っていく方針です。今後の配当政策にも注目が集まります。
今後の展望
株式会社アースインフィニティは、再生可能エネルギー事業を中心に、脱炭素社会実現への取り組みを強化しています。中長期的な成長が期待できる一方で、短期的には先行投資による業績悪化も見られました。しかし、安定的な収益基盤の確立と、SDGsに関する新たな企画への参加など、企業価値の向上につながる施策にも注目です。
編集部のまとめ
株式会社アースインフィニティは、再生可能エネルギー事業を中心に事業を展開する企業です。今回の四半期決算では、先行投資による業績悪化が見られましたが、中長期的な成長に向けた取り組みが注目されます。脱炭素社会実現への貢献や、SDGsに関する新たな取り組みなど、企業価値の向上が期待されます。今後の展開にも注目しましょう。
株式会社アースインフィニティの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アースインフィニティの決算日は7月31日です。第2四半期は2023年8月1日から2024年1月31日までの期間です。当第2四半期累計期間の配当金の支払額は121百万円でした。今後も、株主還元を意識した経営が期待されます。
