株式会社東京衡機の決算報告書をご紹介します。創業100周年を迎え新たな歩みを始めた同社は、試験機事業とエンジニアリング事業を主力に、持続可能な社会の実現に貢献するべく取り組んでいます。当期は売上高が2,377百万円と前年同期比11.4%増、経常利益が124百万円と前年同期比86.9%増と業績は好調に推移しています。今後は新たなサービスの開発や他社との提携によって、さらなる成長を目指していきます。
企業情報
企業名: 株式会社東京衡機
証券コード: 77190
決算期: 2年2月
株式会社東京衡機の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社東京衡機の決算日は2月末日で、決算期は2月期となっています。例年3月上旬に第4四半期決算、5月中旬に通期決算の発表を行っています。
主な事業
株式会社東京衡機の主な事業は、試験機事業とエンジニアリング事業です。
試験機事業では、自動車や産業機械分野向けに各種試験機を開発・製造・販売しています。
エンジニアリング事業では、社会インフラの「安全・安心」を支えるゆるみ止め製品の開発・販売に注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は2,377百万円と前年同期比11.4%の増収、経常利益は124百万円と前年同期比86.9%の大幅増益となりました。
試験機事業とエンジニアリング事業が好調に推移し、企業体質の強化が進んでいることがうかがえます。
売上・利益の推移
直近の3期を見ると、売上高は増加傾向にあり、経常利益も第117期に減益となりましたが、第118期第3四半期では経常利益が大幅に回復しました。
過去3年の売上高と経常利益の推移を見ると、同社は安定した事業基盤を築きつつ、着実に業績を伸ばしていると評価できます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は3,647百万円となり、前期末から195百万円増加しています。
流動資産は前期末比344百万円増の2,670百万円、固定資産は同148百万円減の977百万円となっています。
資産の部
流動資産の増加は、現金及び預金が162百万円増加したことや、仕掛品が130百万円増加したことが主な要因です。一方で、受取手形及び売掛金が323百万円減少しています。
負債の部
流動負債は前期末比14百万円減の1,275百万円となりました。支払手形及び買掛金が67百万円減少しましたが、短期借入金が113百万円増加したことが主な変動です。
純資産の部
純資産は前期末比161百万円増の1,599百万円となりました。利益剰余金が160百万円増加したことが主な要因です。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)は前期4.6%から当期4.4%となり、ROEは前期7.8%から当期10.1%と上昇しています。
これは、経常利益の増加と総資産の効率的な活用により収益性が向上していることを示しています。
キャッシュフロー
キャッシュ・フロー計算書は開示されていませんが、現金及び預金残高が前期末比162百万円増加しているため、営業活動によるキャッシュ・インフローが増加していると考えられます。
今後の設備投資や借入返済、配当などの資金需要にも十分対応できる水準を維持しています。
配当の支払額
当第3四半期連結累計期間において、配当の支払いは行われていません。
同社は内部留保の確保に注力しつつ、経営基盤の強化を図っているものと推察されます。
今後の展望
同社は創業100周年を機に、社会の抱える様々な課題への取り組みを強化しています。
試験機事業とエンジニアリング事業の2本柱を中心に、顧客ニーズに応えるサービスの提供やM&A、他社との提携など、持続的な成長と企業価値の向上に注力していきます。
編集部のまとめ
株式会社東京衡機は、試験機事業とエンジニアリング事業を通じて、産業の基盤と社会インフラの「安全・安心」を支える企業として、安定した業績を残しています。
創業100周年を機に、新たな成長に向けた挑戦を続けており、今後の展開にも期待が高まります。
株式会社東京衡機の決算日や配当についてまとめました。
株式会社東京衡機の決算日は2月末日で、決算期は2月期となっています。
当期は配当の支払いが行われていませんが、内部留保の確保と経営基盤の強化に注力しているものと考えられます。今後の株価動向や業績動向に注目していきたいですね。