国際計測器株式会社の第55期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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企業のリポートが届きましたよ!今回は国際計測器株式会社の決算について、詳しく見ていきたいと思います。同社は、自動車部品の製造や試験装置の開発など、さまざまな産業に関わる製品を手がけている企業です。今回の決算は、中国やアジア地域からの受注増加により、売上が大幅に伸張したとのこと。今後の成長にも期待が高まりそうですね。

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企業情報

企業名: 国際計測器株式会社
証券コード: 77220
決算期: 2024年3月期

国際計測器株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

国際計測器株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算の発表は2024年2月13日に行われました。

主な事業

国際計測器株式会社は、自動車関連産業を中心に、タイヤ製造装置やシャフト歪自動矯正機、さらに材料試験機などの開発・製造を手がけています。特にバランシングマシン電気サーボモータ式試験機の営業に注力しており、中国やアジア地域での売上拡大に成功しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期(2023年4月1日~12月31日)の業績は、売上高が65億4,300万円と前年同期比で30.4%の増加となりました。営業損失は9億3,900万円、経常損失は6億9,600万円と、前年同期と比べて損失幅が縮小しています。利益率は依然として低い水準にありますが、受注の増加により徐々に改善傾向にあると言えそうです。

売上・利益の推移

過去3年の売上高の推移を見ると、2022年3月期に100億3,700万円と最高水準を記録した後、部品不足の影響などから減少傾向にありました。しかし、当第3四半期では好調なアジア市場向けの出荷により、売上は再び増加に転じています。利益面では、開発コストの高い製品の売上が集中したことから、損失幅は縮小しつつあるものの、まだ赤字が続いています。今後の部品調達の改善や生産性の向上に期待が高まります。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期末の総資産は195億3,500万円で、前期末比8億7,700万円の減少となりました。これは、売上債権の回収が進んだことで受取手形及び売掛金が減少した一方、第4四半期以降の出荷に備えて仕掛品が増加したことが主な要因です。

資産の部

流動資産では、現金及び預金が前期末比6億3,500万円増加しているほか、受取手形及び売掛金が16億8,300万円減少しています。一方、仕掛品は5億8,000万円増加しています。固定資産では、投資その他の資産が1億円程度減少しました。

負債の部

負債合計は89億6,600万円と、前期末比1億9,600万円減少しました。これは、仕入れの減少に伴い支払手形及び買掛金が1億6,000万円減少したほか、長期借入金が4億3,000万円減少したことなどが主な要因です。

純資産の部

純資産合計は105億6,900万円と、前期末比6億8,100万円減少しました。これは、親会社株主に帰属する四半期純損失を計上したことで利益剰余金が9億3,200万円減少したためです。一方で、為替換算調整勘定が2億9,600万円増加しています。

ROAとROE

ROA(総資産経常利益率)は前年同期の-4.7%から-3.6%と改善傾向にあります。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は前年同期の-7.8%から-6.2%と低下しています。これは主に四半期純損失の計上により利益剰余金が減少したことが原因と考えられます。今後は利益率の改善とともに、自己資本の拡大が課題となりそうです。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは4億9,100万円の増加となりました。これは主に売上債権の回収によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは1億6,400万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは2億2,100万円の減少となりました。この結果、現金及び現金同等物は期首から6億3,500万円増加し、80億4,600万円となりました。

配当の支払額

当第3四半期では、2023年6月の定時株主総会で承認された1株当たり10円の中間配当を実施しています。また、2023年11月の取締役会で決議された10円の中間配当も支払われています。通期の配当予想は変更されていませんので、年間20円の配当が見込まれます。

今後の展望

国際計測器株式会社は、自動車関連や電力などのインフラ分野における設備投資需要の回復に期待しています。特に中国やアジアの自動車業界向けの受注が好調なことから、今後も売上の拡大が見込まれます。一方で、部品供給の遅れや原材料価格高騰の影響は継続するものの、収益性の改善に向けた取り組みを進めていくとしています。

編集部のまとめ

国際計測器株式会社は、自動車関連分野を中心に、製品の開発や生産設備の提供を手がける企業です。当第3四半期決算では、中国やアジアの市場が堅調に推移し、売上が大幅に増加しました。一方で、利益面では依然として厳しい状況が続いています。しかし、収益性の改善に向けた取り組みを強化しており、部品調達の改善や生産性の向上につなげていくことが期待されます。今後の業績動向に注目していきましょう。

国際計測器株式会社の決算日や配当についてまとめました。

国際計測器株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算の発表は2024年2月13日に行われました。また、同社は年間20円の配当を予定しており、中間配当として1株当たり10円を2度実施しています。今後の成長に期待が高まっている同社の動向を、引き続き注目していく必要がありそうです。

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