マニー株式会社が発表した決算報告をご紹介します。医療機器メーカーの同社は、4四半期連続で増収増益を達成しています。主力のサージカル関連製品やアイレス針関連製品の売上が好調に推移しており、今後も事業拡大が期待されます。
企業情報
企業名: マニー株式会社
証券コード: 77300
決算期: 2023年8月期
マニー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
マニー株式会社の決算日は8月31日です。第1四半期は9月1日から11月30日の期間となります。
主な事業
マニー株式会社は医療機器メーカーで、主な事業はサージカル関連製品、アイレス針関連製品、デンタル関連製品の製造・販売です。整形外科、歯科、眼科分野での製品を中心に事業を展開しており、世界各国に販売網を持っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の売上高は7,114百万円と前年同期比で16.5%の増加となりました。営業利益は2,223百万円と27.1%の増益です。利益率では、営業利益率は31.2%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
同社は4四半期連続で増収増益を達成しています。前期の売上高は24,488百万円、営業利益は7,995百万円と、過去最高を記録しました。新型コロナウイルス感染症の影響から回復基調にあり、堅調な業績推移が続いています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の総資産は54,749百万円となり、前期末比では227百万円の減少となりました。これは主に設備投資による現金及び預金の減少が要因です。一方、固定資産は22,806百万円と前期末比で2,823百万円の増加となっています。
資産の部
流動資産は31,942百万円と前期末比で3,051百万円の減少しましたが、固定資産は22,806百万円と2,823百万円増加しています。これはスマートファクトリーの建設などの設備投資が進んだためです。
負債の部
負債合計は5,254百万円と前期末比で105百万円増加しました。流動負債が4,319百万円、固定負債が934百万円となっています。
純資産の部
純資産合計は49,494百万円と前期末比で332百万円減少しました。これは配当金の支払いにより利益剰余金が減少したことが主な要因です。自己資本比率は90.4%と高水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは11.6%、ROEは12.8%となっています。海外子会社の売上拡大や生産性向上などにより、両指標ともに高水準を維持しています。今後も事業基盤の強化に取り組み、企業価値の向上を図っていきます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは1,450百万円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは2,545百万円の支出となっています。これはスマートファクトリーの建設などの設備投資が主な要因です。財務活動によるキャッシュ・フローは2,172百万円の支出で、主に配当金の支払いです。
配当の支払額
当第1四半期の期末配当は1株21円と前期比で3円増配となりました。配当総額は2,068百万円です。同社は株主還元にも力を入れており、今後も安定配当の維持を目指します。
今後の展望
中期経営計画に基づき、グローバル生産体制の構築やデンタル事業の強化に取り組んでいます。また、「JIZAI」や眼科ナイフの量産体制の整備にも注力しており、確実な成長を目指しています。引き続き、高品質な製品を世界に提供することで、企業価値の向上を図っていきます。
編集部のまとめ
マニー株式会社の当第1四半期決算は、増収増益で好業績でした。サージカル関連製品やアイレス針関連製品の販売が好調に推移しており、引き続き成長が期待できそうです。今後はデンタル事業の強化や新製品の量産体制整備にも注力し、持続的な成長を目指していきます。同社は医療機器分野での高い技術力と品質力を武器に、今後の更なる飛躍が期待されます。
マニー株式会社の決算日や配当についてまとめました。
マニー株式会社の決算日は8月31日で、第1四半期は9月1日から11月30日となります。配当は1株21円と前期比で増配となり、株主還元にも力を入れています。今後も高品質な製品の提供とグローバル展開を通じて、企業価値の向上を目指していきます。