株式会社 トプコンの第131期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社トプコンは、ポジショニングや医療機器などの先端技術分野で事業を展開しています。今回の決算では、アイケア事業の好調を背景に売上高は横ばいを維持したものの、利益面では減少となりました。特にポジショニング事業の販売が低調だったことが影響しています。しっかりと管理体制を整備し、収益の改善に取り組む必要がありそうです。

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企業情報

企業名: 株式会社 トプコン
証券コード: 7720
決算期: 2023年3月期

株式会社 トプコンの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社トプコンの決算期は3月期です。四半期決算の公表時期は年4回で、今回は第3四半期(10月-12月期)の決算報告となります。

主な事業

株式会社トプコンは、ポジショニング事業アイケア事業を中心に事業展開しています。ポジショニング事業では、測量や建設分野向けの測量機器や建機用の自動制御システムなどを提供しています。一方、アイケア事業では、眼科医療機器やレンズ・フレームなどの製造・販売を行っています。これらの事業を通じて、医療・食・住に関わる社会課題の解決に貢献しています。

今期の業績と利益率は?

今期の連結売上高は、1,568億円と前年同期並みを維持しましたが、営業利益は65億円と前年同期比で53.5%の大幅減少となりました。利益率も低下しており、収益性の改善に課題が残されています。ポジショニング事業の販売低迷が主な要因と考えられます。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高推移を見ると、2022年3月期は2,156億円と最高水準を記録しました。一方、営業利益は2022年3月期に178億円と高い水準でしたが、今期は大幅に減益となっています。業界環境の変化による影響を受けている状況です。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の連結貸借対照表では、資産総額が2,341億円、負債総額が1,338億円、純資産は1,002億円となっています。前期末から資産が増加し、自己資本比率は42.0%となっています。

資産の部

資産の部では、受取手形・売掛金が減少しましたが、棚卸資産やのれんが増加したことで、総資産が増加しています。特に棚卸資産が270億円増加しており、供給網の混乱への対応が課題となっています。

負債の部

負債の部では、支払手形・買掛金が減少しましたが、社債が400億円増加しています。有利子負債の増加に注意が必要です。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が減少しましたが、為替換算調整勘定の増加により、純資産は1,002億円となっています。自己資本比率は42.0%と一定の財務健全性を維持しています。

ROAとROE

ROAは前期の5.7%から2.9%に低下し、ROEも前期の11.8%から5.4%に大きく減少しています。収益性の悪化が顕著になっています。この背景には、資産効率の低下や営業利益率の悪化など、収益力の低下が影響していると考えられます。今後の収益改善に向けた取り組みが重要です。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュフローは前年同期比で減少し、投資活動によるキャッシュフローはほぼ横ばいとなっています。一方で、財務活動によるキャッシュフローでは社債の増発などがあり、全体としてはプラスとなっています。今後の投資活動や財務戦略が注目されます。

配当の支払額

株式会社トプコンは、年2回の配当を実施しています。2023年9月期の中間配当は1株当たり20円、年間配当予想は40円となっています。配当性向は113.6%と高めに設定されており、株主還元に注力していることがわかります。

今後の展望

株式会社トプコンは、経営理念である「『医・食・住』に関する社会的課題を解決し、豊かな社会づくりに貢献」の実現に向け、「尖ったDXで、世界を丸く。」をスローガンに掲げています。今後はアイケア事業の成長分野でのさらなる拡大を目指すとともに、ポジショニング事業の収益性改善に取り組むなど、事業ポートフォリオの再構築を進めていく方針です。

編集部のまとめ

株式会社トプコンは、医療・食・住に関わる課題解決に貢献する先端技術企業として注目されています。今回の決算では、アイケア事業が好調に推移したものの、ポジショニング事業の低迷により減益となりました。今後は事業ポートフォリオの最適化と収益力の改善に取り組むことが重要です。同社の中長期的な成長戦略に期待が高まっています。

株式会社 トプコンの決算日や配当についてまとめました。

株式会社トプコンの決算期は3月期で、四半期決算の公表は年4回行われています。また、同社は年2回の配当を実施しており、2023年9月期の中間配当は1株当たり20円、年間配当予想は40円となっています。株主還元にも注力している企業と言えるでしょう。今後の収益改善と事業成長に注目していきたいと思います。

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