IMV株式会社の決算報告書を分析してみました。2023年10月1日から2023年12月31日までの第1四半期決算では、売上高は2,782百万円と前年同期より111百万円増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益は255百万円と大幅に増加しています。電気自動車関連や航空宇宙産業向けの設備投資需要が堅調に推移したことが好業績の要因のようです。
企業情報
企業名: IMV株式会社
証券コード: 77600
決算期: 9月30日
IMV株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
IMV株式会社の決算日は9月30日で、第1四半期は2023年10月1日から12月31日までとなっています。
主な事業
IMV株式会社は、振動に関するシミュレーションシステムの製造・販売や振動試験の受託、メジャリングシステムの製造・販売を行っています。電気自動車やバッテリー、航空宇宙産業など、振動関連の幅広い分野で製品とサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高2,782百万円、営業利益245百万円、経常利益190百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益255百万円と、前年同期と比べ大幅な増収増益となりました。特に親会社株主に帰属する四半期純利益が255百万円と大幅に増加しています。
売上・利益の推移
IMV株式会社の売上高は、2022年9月期が13,727百万円、2023年9月期第1四半期が2,782百万円と推移しています。また、経常利益は2022年9月期が241百万円、2023年9月期第1四半期が190百万円と、堅調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の連結貸借対照表では、資産合計が17,847百万円と前期末から561百万円増加し、負債合計が8,604百万円と561百万円増加、純資産合計が9,242百万円と同水準となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が12,297百万円と前期末から499百万円増加しました。現預金が436百万円、棚卸資産が803百万円増加しました。
負債の部
負債の部では、流動負債が7,865百万円と前期末から702百万円増加しました。短期借入金が490百万円、契約負債が556百万円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が8,452百万円と前期末から60百万円増加しました。一方で、自己株式が189百万円と増加しています。
ROAとROE
IMV株式会社のROAは第1四半期で1.0%、ROEは2.8%となっています。前期末と比べROAは若干低下しているものの、ROEは改善しており、収益性と資本効率性が高まっている状況です。
キャッシュフロー
IMV株式会社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが490百万円のプラスとなっており、設備投資などの投資活動によるキャッシュフローがマイナスとなっています。全体としてキャッシュポジションは良好で、財務の健全性が高まっているといえます。
配当の支払額
IMV株式会社の配当金は、2023年12月22日の定時株主総会で、1株当たり12円と決議されました。前期と比べて2円増加しており、安定的な配当政策を実施しています。
今後の展望
IMV株式会社は、電気自動車やバッテリー、再生可能エネルギーなど、環境対応分野の需要拡大に期待しており、引き続き成長を続けていくことが期待されます。また、製造原価の低減や既存製品のブラッシュアップなど、収益力の強化にも取り組んでいます。今後も安定した業績と株主還元が期待できる企業だといえます。
編集部のまとめ
IMV株式会社は、第1四半期決算で大幅な増収増益を達成しました。環境対応分野の需要拡大を背景に、今後も成長が期待できる企業です。株主還元も安定しており、投資家にとって魅力的な企業だと言えるでしょう。
IMV株式会社の決算日や配当についてまとめました。
IMV株式会社の決算日は9月30日で、第1四半期は2023年10月1日から12月31日までです。配当金は1株当たり12円と、前期から2円増額され株主還元も安定しています。今後の環境対応分野の需要増加に期待が寄せられ、安定した業績と成長が期待できる企業だと言えるでしょう。