IMV株式会社の2023年10月1日から2024年9月30日までの第2四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比912万円増の7,861百万円と大幅増収となり、営業利益は379百万円増の1,215百万円、経常利益は440百万円増の1,303百万円と大幅増益となりました。これらの結果、親会社株主に帰属する四半期純利益も455百万円増の1,086百万円と過去最高を更新しました。
企業情報
企業名: IMV株式会社
証券コード: E02352
決算期: 9月30日
IMV株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
IMV株式会社の決算日は9月30日です。第2四半期決算は2024年5月10日に発表されています。
主な事業
IMV株式会社は、振動シミュレーションシステムの製造・販売、テスト&ソリューションサービス、メジャリングシステムの製造・販売を主な事業としています。特に、電気自動車関連や航空宇宙産業向けの振動試験需要が好調に推移しています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は売上高7,861百万円、営業利益1,215百万円、経常利益1,303百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,086百万円と、いずれも過去最高を更新しました。利益率も営業利益率15.5%、経常利益率16.6%、純利益率13.8%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
直近の売上高は7,861百万円と前年同期比912百万円の大幅増加となりました。利益面でも、営業利益は1,215百万円と前年同期比379百万円増、経常利益は1,303百万円と前年同期比440百万円増と、ともに過去最高を更新しました。
四半期連結貸借対照表について
IMV株式会社の四半期連結貸借対照表は、資産合計19,677百万円、負債合計9,645百万円、純資産合計10,031百万円となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が13,852百万円と前期末比2,054百万円増加しました。また、固定資産は5,825百万円と336百万円増加しています。これは主に、現金及び預金の増加やたな卸資産の増加によるものです。
負債の部
負債の部では、流動負債が9,137百万円と前期末比1,974百万円増加しました。一方で、固定負債は508百万円と371百万円減少しています。これは主に、短期借入金の増加や契約負債の増加によるものです。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が9,283百万円と前期末比891百万円増加しました。その結果、純資産合計は10,031百万円となり、自己資本比率は51.0%となりました。
ROAとROE
IMV株式会社のROAは6.3%、ROEは11.4%となっています。これは、主力製品の受注が好調に推移し、売上高が大きく増加したことで各利益も大幅に増加したことが背景にあります。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,106百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが257百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが11百万円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の残高は前期末より856百万円増加の2,765百万円となっています。
配当の支払額
IMV株式会社は、2023年12月22日開催の定時株主総会において、1株当たり12円の期末配当を決議しました。前期実績の10円から2円増配となっています。
今後の展望
IMV株式会社は、電気自動車関連や航空宇宙産業向けの強い需要を背景に、引き続き販売拡大と利益の維持・向上に取り組んでいく方針です。特に、バッテリー評価の試験に必要な設備を増強し、製品評価を一括して対応するサービスの強化に力を入れています。今後も顧客ニーズに合った製品・サービスを提供し、業績の向上につなげていくことが期待されます。
編集部のまとめ
IMV株式会社の2023年10月1日から2024年9月30日までの第2四半期決算は、売上高、各利益ともに過去最高を更新する好調な内容となりました。電気自動車関連や航空宇宙産業向けの堅調な需要に加え、価格改定や既存製品のブラッシュアップなど、採算性の向上に取り組んだ結果といえます。今後も顧客ニーズに合わせた製品・サービスの提供で、さらなる業績拡大が期待されます。
IMV株式会社の決算日や配当についてまとめました。
IMV株式会社の決算日は9月30日、第2四半期決算は2024年5月10日に発表されています。また、2023年12月22日開催の定時株主総会において、1株当たり12円の期末配当が決議されました。前期実績の10円から2円増配となっており、株主還元の強化にも取り組んでいることがわかります。